『1993年から2023年まで30年。音楽と人編集部は、櫻井敦司の取材を続けてきました。
この別冊は、音楽と人本誌および増刊PHYの記事から、撮り下ろし写真とインタビュー記事を、42 本に厳選し再編集。また、過去にBUCK-TICKについて書いて頂いた作家、文筆家、ライターからの
寄稿と、関係の深かった関係者の方々が語る彼の素顔など、様々な企画で、〈愛すべき人〉櫻井敦司、だけを
特集したものです。』
今日、やっと手に入りました。まるごと櫻井敦司さんの記事を編集されたこの本は、予想していたより、実際の重量も内容も分厚かったです。重厚でした。1993年の創刊から、現在まで、合計356巻発刊されているうち、『音楽と人』誌上で櫻井敦司さんは最多登場だそうです。
結構、美形で神々しい、魔王のような櫻井さんの実は人間らしい、可愛らしいお茶目な部分が満載の、色々な面が読み取れて興味深く読ませていただいてます。
きっとBUCK-TICKが好きな方はもう、この本、手に取っている方、多いのではないでしょうか。
僕のBUCK-TICKとの出会いは、『重低音がBUCK-TICKする』CM。髪の毛をおっ立てたビジュアルに衝撃を受けた中1の頃でした。歌唱力も演奏も未熟で荒々しかったですね。すぐ、X が現れてそちらに関心が移ってしまいましたが、丁度、この1993年前後、『殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』、『darker than darkness -style 93-』で、歌唱力、演奏力の伸びが飛躍的に感じられ、再びアルバムを買うようになりました。
何年か周期で何故か無性に聴きたくなり、アルバムを買うことが多かったです。
個人的には、『十三階は月光』、『アトム 未来派 No.9』『No.0』の3枚が大好きでした。これからも聴きつづけるでしょうね。本当にもう現世にいないのが信じられないです。
この本、読み応え充分です。オススメです。櫻井敦司さんってあんなに美形なのに、人間の奥底の醜い部分や欲望を歌っている。ところが下品にならない。声質はロック歌手というより、歌謡曲も歌おうと思えば歌える。