https://youtube.com/watch?v=_sqXQCY1GbA&feature=shared
1991年1月21日にビクター音楽産業のInvitationレーベルから3枚目のシングルとしてリリースされました。作詞は櫻井敦司さん、作曲は今井寿さんが担当し、BUCK-TICKによるセルフ・プロデュースとなっています。 前作「悪の華」(1990年)よりおよそ1年振りにリリースされたシングルであり、6枚目のオリジナル・アルバム『狂った太陽』(1991年)からの先行シングルとなりました。同アルバムレコーディングの終盤に今井さんが急遽制作して持ち込んだ楽曲であり、櫻井さんは日本語での表現にこだわって作詞を行っている。 本作はオリコンチャートにて最高位3位となりました。売り上げ枚数は18.0万枚。
アルバム『狂った太陽』(1991年)は、1990年9月20日から11月13日に掛けてビクター青山スタジオにてレコーディングが行われていました。しかし当初10日間の予定であった今井寿さんのギター・ダビングに25日間を要する結果となり、さらに同年10月6日に開催予定のイベントライブ「Great Double Booking」のリハーサルも同時進行で行われたため時間が不足している状態でした。さらに10曲分レコーディングが終了した後に今井が本作と「M・A・D」を含む新曲4曲を持ち込んだために、レコーディングと同時進行で4曲分のリハーサルも必要となったために2個から3個のスタジオを占拠した状態で、時間に追われながらの作業であったと樋口豊さんは述べています。ヤガミトールさんは4曲は無理だと訴えて、2曲はボツにしたと述べています。 櫻井さんは同アルバム制作時になるべく英語を使用せず日本語による歌詞にこだわったとも述べており、本作の歌詞が「BOYS&GIRLS」ではなく「女の子 男の子」であることから郷ひろみさんの楽曲を彷彿させるとインタビュアーから問われた櫻井さんは、「蝶になれ 花になれ」という部分を引用し山本リンダさんであると自ら述べていまし。また「スピード」とはメタンフェタミンの俗語とも使用されており、歌詞中の「××××」の部分は「錠剤」を逆再生させたもので、ライブではそのまま「錠剤」と歌唱されています。逆再生だったのですね。当時、何と言ってるのだろうと、ムキになって聴き取ろうとしてました。相当、卑猥な放送禁止用語を言っているのだろうなと思いながら。
1991年2月1日放送のテレビ朝日系音楽番組『ミュージックステーション』(1986年 - )にBUCK-TICKは出演して本作を演奏しました。その際に視聴者からのハガキに答えるコーナーにおいて「スピードってなんですか?」という質問が寄せられ、サブ司会の生島ヒロシさんは櫻井さんに対し「普通のスピードですよね?」と尋ね、櫻井さんは「はい、普通のスピードです」と応じたためスタジオが笑いに包まれました。 また、1989年12月29日の東京ドーム公演「バクチク現象」からちょうど12年後となる2001年12月29日に実施された単独コンサート「THE DAY IN QUESTION」では、メンバー登場前のSEとして「BUCK-TICK現象のテーマ」が使用された上に過去作からの選曲をメインとしたセットリストとなっていました。同年にはアメリカ同時多発テロ事件やアフガニスタン紛争の開始などの出来事があり、櫻井さんにとっては極東の島国に住む自身を意識するなど影響があったために、歌詞中の「自爆しよう」の箇所を当日は「愛し合おう」と変更するなど配慮が行われました。櫻井さんはそれ以降同箇所を「愛し合おう」と変更して歌唱しています。
「女の子 男の子」。櫻井さんって昭和歌謡好きなのかなと思いながら聴いてました。