https://youtube.com/watch?v=-yXpgBUshz8&feature=shared


 1983年2月1日発売。44枚目のシングル。ザ・ベストテン週間8位。

 作詞・作曲は親交のあった、もんたよしのりさん。もんたさんが西城さんの家に遊びにきた際に、たった一晩で作りあげた曲だといわれています。 オリコンでは最高位14位(100位内14週)、13.7万枚のセールスとなりました。 第25回日本レコード大賞では、6年連続となる金賞を受賞しました。 第34回NHK紅白歌合戦では、白組のトップバッターとして本作を歌唱しました。 

 C/Wの「ロマンス -禁じられた遊び-」はフリオ・イグレシアスの「愛のロマンス」(原曲は映画『禁じられた遊び』の主題歌)をカバーしたもの。郷ひろみさんもほぼ同時期に同曲のカバー「ロマンス」をリリースしています。

 本作のリリースに際して、1982年12月下旬に散髪。デビュー以来、初めてサイドを耳が出るほど短くしました。  NHK「レッツゴーヤング」でレコード発売に先駆けて歌った際には、冒頭を「♪気が狂うほど~」という歌詞で歌ったのですが、レコード化にあたって表現を自主規制し、現在の「♪くやしいけれど~」に変更することになりました。


 作詞・作曲のもんたよしのりさんによれば、タイトルの「ギャランドゥ」はデタラメ英語で意味はないそうです。もんたさんは適当なフレーズを口ずさみながら作曲するスタイルで、この曲を作る際に発した「ギャランドゥ」という響きにパワーがあったため、正式な歌詞でも歌うよう勧めました。曲がヒットすると西城さんの所属事務所に意味を尋ねる電話が殺到したため、事務所は困った末に「gal undo」(ギャルのようにチャラついていない女性)という意味を後付けしました。 後年、日本では「ギャランドゥ」は男性に多い濃い体毛や、へその周囲に生えている体毛を表す俗語として定着していきました。これは西城さんやもんたさんなどが広めたものではなく、松任谷由実さんが西城さんの「オールスター水泳大会」での競泳用ビキニ姿に印象を受け、深夜のラジオ番組で毛深い人のことを「ギャランドゥ」と言い続けたことで広まっていったもの。西城さんが「オールスター水泳大会」に上半身裸の姿で出演した際、へそ下の濃い毛が話題となっていました。 松任谷由実さんが起源となった経緯としては、松任谷由実のオールナイトニッポンで西城さんをゲストにギャランドゥ大会を行ったことで「ギャランドゥ」の別の意味を知ることとなり、以後、西城さんは実際命名したわけではないが「ユーミンが言い始めた」というようになりました。


 僕は後年、この曲を知った時は、体毛のことだと自然に思ってました。


 作詞・作曲をされたもんたよしのりさんが亡くなりましたね。72歳は若すぎます。坂本龍一さん、谷村新司さんに続いて、子どもの頃、テレビで観ていたミュージシャン達が亡くなっていき、時代の流れを感じます。寂しいな。ご冥福をお祈りします。