https://youtu.be/QNJL6nfu__Q


 1996年4月に発表したシングル。1995年のアルバム『ヒストリー パスト、プレズント・アンド・フューチャー ブック1』からのシングル・カット。作詞・作曲はマイケル・ジャクソン自身。ドイツ・イタリア1位。イギリス・フランス4位。

 本作は1991年発売の『デンジャラス』以来4年振りにスラッシュとタッグを組んだ作品であり、歌詞とミュージック・ビデオの両方で論争を起こした作品として知られます。人種差別・環境破壊・紛争、あるいは暴力・中傷・抑圧・犯罪など人間の負の面を直接的に批判し、怒りに近い感情に満ちた強いメッセージを持った作品。 歌詞は、一部(「jew me」および「kike me」)が、マイケルによる「僕を騙す」という本来の意味ではなく、「私をユダヤ人にする」という意味にも取られるとして、「人権的偏見を煽る歌詞がある」、「反ユダヤ曲である」と批判されました。問題部分だとし抗議していた反ユダヤ活動監視団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、『“kike”はユダヤ人に対する侮蔑的言葉の俗語。“jew”はユダヤ人を指す言葉で、それ自体は侮蔑的な意味を持たないのですが、“kike”と並列して使うと否定的意味合いを帯びる結果を招いてしまう』との見解を示しました。ジャクソンは直ちに、自分は反ユダヤ主義者ではないとした上で、この曲でリスナーに不快感を与えたことを謝罪しました。シングル・バージョンでは、歌詞の問題となった当該個所にノイズを施す処置が行われました。

 ミュージック・ビデオは「プリズン・バージョン」と「ブラジル・バージョン」の2バージョンあり、どちらもスパイク・リーが監督することで話題になりました。オリジナルであるプリズン・バージョン(監獄バージョン)には、「ロドニー・キング事件」および「ロス暴動」、「天安門事件」の他、戦争・核実験・暴動・集団暴行・虐待・クー・クラックス・クラン等の映像が多数使用されており、「暴力的である」としてMTVは放送を許可しませんでした。MICHAEL JACKSON'S VISIONにて、初めてプリズン・バージョンが収録されました。 また、ブラジルバージョンはブラジルのスラム街(ファヴェーラ)で撮影されました。 2020年には、スパイク・リー監督自らがアップデートさせて「They Don't Care About Us (2020)」としてマイケルの誕生日である8月29日に公開されました。「プリズン・バージョン」と「ブラジル・バージョン」のシーンに加えて、当時世界各地に広がっていたBlack Lives Matterの抗議活動を織り交ぜた映像を作り上げました。


 1993年の性的虐待疑惑以来、何かと悪く言われていましたね。結局、2005年の裁判では全面無罪を勝ち取りましたが。1990年代後半は苦しかったでしょうね。

 

ミュージックビデオが10億回再生されたようですね。

 


 

  

 




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