https://youtu.be/n59qeMSCAgA


 1998年11月26日に発表された坂本龍一さんのオリジナル・アルバム。初回限定盤・オリコン26位、 通常盤オリコン18位。


 初の全曲書き下ろしのピアノ・アルバム。ワーナーミュージック・ジャパン移籍第1弾。タイトルは「Back To The Basic」(原点回帰)の略。YMOや『千のナイフ』以前に立ち返る意味。 タイトルの別案としては、「Back」と「Basic」を意味する「2B」が考えられていました。 坂本さんが影響を受けたモーリス・ラヴェルやエリック・サティの雰囲気がアルバム全体に表れており、準備に6週間。曲を書き始めて4週間で完成させました。短期間でしたが『エスペラント』『音楽図鑑』以来の充実感があった、と坂本さんは当時の日記で語っています。 本作は翌1999年開催オペラ「LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999」の準備として位置づけられました。インスピレーションの源となったのはバッハの『マタイ受難曲』のコラールであると答えています。 東京オペラシティコンサートホール内にある、タケミツメモリアルでレコーディング。5種類のマイクを用いてホール自体の残響音を利用。人工的なリバーブをほとんど使っていないことが大きな特徴(初回限定盤収録の14曲)。


 <発売形態 >

 初回限定盤 1998年11月26日リリース。CD、楽譜、更に坂本さんがヤマハのMIDIグランドピアノで演奏したMIDIデータ収録のフロッピーディスクが同梱。全14曲。 通常盤 1999年2月24日リリース。初回限定盤収録曲に加え、映画「Snake Eyes」のテーマおよび「Tong Poo」の2曲が新たに収められています。紙ジャケット仕様。全16曲。

  インターナショナル盤 2002年8月12日リリース。初回限定盤から「do bacteria sleep?」「distant echo」「sonata」の3曲が除外され、代わりに『ウラBTTB』収録3曲・「tong Poo」・初CD曲「reversing」の5曲が加えられました。初回プレス盤は「reversing」が抜け落ちるミスが発生。発売元のソニークラシカルはCDの交換に応じ、しばらくWeb上で「reversing」のファイルが無料でダウンロード出来ました。全16曲。 

 発売20周年記念盤 2018年9月26日リリース。リマスターを施しています。初回限定盤収録の14曲と「energy flow」「snake eyes」「Tong poo」「reversing」の4曲を加えた全18曲。


 それぞれ、『BTTB』、『ウラBTTB』発売当時に買いましたが、リマスター音源が欲しくて、発売20周年記念盤買いました。オリジナル発売当時は、ヒーリングのコンピレーションCDが売れたりして、癒しブームでしたね。

 坂本龍一さんの訃報の時、改めて聴いてみました。早朝、起き抜けに聴くも良し、夜眠りにつくまえに聴くも良しですね。これからの雨の季節に物思いに耽りながら聴くのも良いかもしれません。


 






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