https://youtu.be/3Obh9kg6o_U
『CODE NAME.2 SISTER MOON』は、CHAGE&ASKの18作目のオリジナル・アルバム。1996年4月22日に発売されました。発売元はポニーキャニオン。オリコン週間2位。
前作『Code Name.1 Brother Sun』から10か月ぶりとなる作品。前作と本作のタイトルは1972年公開の映画『ブラザー・サン シスター・ムーン』から名付けられ、ASKAが映画を観た際に映像の綺麗さに感銘を受けたことが由来しています。前作の発売から本作の発売が予告されており、当初は1995年の秋頃の発売を予定していましたが、ツアーと重なるスケジュールの関係で発売が半年後となりました。本作は前作のアルバムと対になっている作品。
発売後は『MTV Unplugged』出演や『one voice THE SONGS OF CHAGE&ASKA』リリースなどを経て、1996年末からソロ活動を活発化させました。 本作は、CHAGE&ASKAとしてポニーキャニオン(AARD-VARKレーベル)から発売された最後のオリジナル・アルバム。
1994年から1995年にかけて、CHAGE(現:Chage)とASKAがお互いに楽曲制作を行っていたために、CD2枚組に出来るほどの分量となっていました。しかし、2枚組としてアルバムを発売するのでなく、前作を発売する際に本作の発売の予告を行って発売されました。 本作のレコーディングはコンサートツアー『SUPER BEST 3 MISSION IMPOSSIBLE』の真っ最中に並行して行われたために、CHAGEとASKAは楽曲に対しての心境が変化したといいます。 前作の1曲目に1コーラスだけ収録されている「君の好きだった歌」は、本作でフルコーラスとして完成させた楽曲が収録される予定でしたが収録されず、代わりにブックレットの中でASKAの散文詩として詩が記載されています。 1996年1月末の国内ツアー終了後からアルバムの作業に集中していく中で、2人は更なる新曲を書き上げました(CHAGEは「ピクニック」、ASKAは「青春の鼓動」)。今の自分たちの状態を押していこうということで収録されました。
CHAGEとASKAは、本作でCHAGE&ASKAのひとつのプロジェクトが完結したと述べている(それは、初のアジアツアーを含んだ『史上最大の作戦』ツアー→ソロ活動→アルバム『Code Name.1』→『SUPER BEST 3』ツアー→本作。)
オリコン集計による売上枚数は46.3万枚。『TREE』の頃に比べたら随分売り上げは下降してしまいましたね。確かLUNA SEAの『STYLE』に1位を阻まれたんでしたっけ。
学生時代の僕もLUNA SEAへ関心が行ってて、当時は買わなかったんですが、紙ジャケで再発されてから聴いて、当時購入を見送ったことを後悔しました。ちょっとギター、ロックサウンドよりになっていますね。この頃からASKAの声、変化が始まってます?ちょっと音的に弾き語りを強調したり、路線変更も感じさせました。
『SAY YES』で付いたファンか離れてしまったかもしれませんね。大人びすぎていて、どうにも新しい物好きだった僕は、寮で友人が聴いていて、買い控えしてしまったのを覚えてます。当時はあまり新鮮味を感じなかったというか。
ただ、『On Your Mark』はチャゲアスのベストソングのひとつだなと今でも思います。