https://youtu.be/vx2u5uUu3DE


 『クラッシュ』(Crush)はボン・ジョヴィ7枚目のスタジオ・アルバム。2000年5月17日に発売されました(オリコン2位)。日本での発売元はユニバーサルミュージック。販売元はビクターエンタテインメント。アメリカ、イギリスでは同年6月13日発売。アメリカ・Billboard 200では9位。イギリ・スUK Albums Chartでは1位。

 前作『ジーズ・デイズ』からおよそ5年ぶりとなるスタジオ・アルバム。 ソロ活動を経て制作されたアルバムには、最終的に60曲もの楽曲が用意されていたといいます。当初は3rdアルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』の貢献者でもあったブルース・フェアバーン(Bruce Fairbairn)をプロデューサーに迎える予定でしたが、彼が急逝したため新たなプロデューサーを探すことになり、そこで出会ったルーク・エヴィン(Luke Ebbin)との作業に手応えを感じて彼がプロデューサーになりました。 アルバムは『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』や『ニュージャージー』に近い作風であることを制作段階から公表しており、アップビートで明るい雰囲気の楽曲が揃っています。リード・トラックとなった「イッツ・マイ・ライフ」(It's My Life)は「リヴィン・オン・ア・プレイヤー」(Livin' On A Prayer)の歌詞にも出てくる「トミーとジーナ」が登場し、2000年代に新たな息吹が吹き込まれて世界的にヒットしました。また、「Next 100 Years」はJ-FRIENDSに提供した同名曲のセルフカバー(元々本アルバムのために書き下ろされた楽曲だったのですが、J-FRIENDSのシングルとして発表されることが決まったため、結果的にセルフカバーとなりました)。 アルバム発表後久々となるツアーは、7月12日の東京ドーム公演から開幕しました。 2000年9月27日には、7月20日の大阪ドーム公演のライヴ音源をDISC-2に収録した『クラッシュ+LIVE FROM OSAKA』が日本盤限定で発売されました。 2010年6月23日には『クラッシュ+ライヴ・トラックス』(Crush+Live Tracks)が発売されました。


 1990年代のアルバム『Keep the Faith』と『These Days』は、どちらもシリアスな姿勢を強めた作品で、大曲が増え、ストーリー性が増し、拳を振り上げたくなるようなノリの良さは影を潜めていました。

 いずれのアルバムも歌われているのは従来よりも暗めの歌詞でした。また『Keep the Faith』に収録された「Dry County」は総尺およそ10分という大作で、このバンドがこれほど長い曲を出したのはこのときだけでした。その結果、評論家筋からの評価は高まったが、レコードのセールスという点では以前より落ち込むした。『Keep the Faith』と『These Days』も傑作ではあるのですけどね。どうしても、グランジの影響がありましたよね。

 『クラッシュ』を聴いて、何だか安心したというか、ボン・ジョヴィはこうでなきゃというようなアルバムですね。


 

 

 

 

 

 

 



NO MUSIC&SONG, NO LIFE - にほんブログ村