https://youtu.be/CoXgGFt51Zg
『EPIC DAY』は、B'zの19作目のオリジナル・アルバム。2015年3月4日にVERMILLION RECORDSより発売。
オリコン調べによると、アルバム首位は通算27作目。累計売り上げは294,329枚。アルバム総売上枚数は4628.4万枚自身の持つ歴代1位記録『アルバム首位獲得作品数』(歴代2位=松任谷由実さんの通算22作)、『アルバム総売上枚数』(歴代2位=松任谷由実さんの3081.3万枚)をそれぞれ更新しました。
タイトル『EPIC DAY』は、日本語で『人生で最高の日』という意味。 アルバムタイトルについて稲葉浩志さんは、「『神懸かって楽しい』とか『神懸かって何か上手くできた日』とか、一生に一度あるかないかという『EPIC DAY』が来るのを目指して日々生きる。他人のそういう姿を見て羨ましいと思うこともあれば、いつかは自分もと思うこともある」「でもたとえ努力したとしても、その『EPIC DAY』が来るかどうかわからない。そういう厳しさとか儚さ、悲しさを含めつつ、でも『最低限それ(EPIC DAY)を追い求めて生きる権利は誰にでもある』というのがテーマ」と語っています。 タイトルの着想は、もともとは稲葉さんが「EPIC」という言葉の響きと意味(稲葉さん曰く、ただ良いというよりも「最高の更に上」「壮大な」という意味もあるし、「叙情詩」みたいな鷹揚な意味もある、とのこと)が気に入っていたのがきっかけ。スポーツで選手が「神懸かったプレー」をした日の総括に「今日はEPIC DAYだった」などと表現するのを聞いて、気になっていたそうです。そんな中、趣味のサーフィンのために波情報を見ていた時に、台風が近づいて状態のいい波のことを「EPIC」と表現していたのを聞き「こんな時にも使うのか」と縁を感じて、メンバーに提案しました。
本作は10曲収録となっており、1曲目から5曲目を『SIDE A』、6曲目から10曲目を『SIDE B』と呼称しています。もともとはリリース形態の一つであるLP盤における「A面」「B面」を意味しているが、CD盤にもこの表記が付されている。 なお、10曲収録となったのは6thアルバム『RUN』(1992年発売)以来となり、直近5作のB'zのオリジナル・アルバムが13曲〜17曲であることと比べると、少ない曲数といえます。 これについて松本孝弘さんは、「CDになって1枚にたくさん楽曲が入るようになって久しいけど、今やインターネットで1曲1曲がバラバラで買える時代になっている。でもそのアーティストの音楽とか、人となりとか、心とか、そういうものを知ってもらうにはやはりアルバムを1枚トータルで聞いてもらいたい。だから本作は曲数を少なくしたし、アナログ盤も出そうと最初から考えていた。」「アナログ盤のA面・B面を強く意識した曲順になっているので、CDの方もちょっと気にかけて聴いてほしい。」と語っており、そのコンセプトを守るためにCD盤では『SIDE A』と『SIDE B』の間(5曲目と6曲目の間)にはレコード盤を裏返す時間を想定した長めの空白が挿入されており、ブックレット内にも注意書きが記載されています。
本作の制作は、2014年8月より開始されました。アレンジャーにはこれまでの寺地秀行さんに加え、2011年からサポートギタリストとしてツアーに参加している大賀好修さんが初めて抜擢されました。制作についてはロサンゼルスのレコーディングスタジオを拠点にして、「1部」と「2部」に分かれてレコーディングが行われ、前半は打ち込みを主体にやっていったそうです。2部のレコーディングに稲葉さんは諸事情で参加できず、ロサンゼルスと東京でデータをやり取りしながら制作を進めていきました。その方法に稲葉さんは当初やりにくさを感じていたが、データを確認する時間差があるためかえって冷静に聴けるという面もあり、後から考えると良かったと語っています。 また、デモ制作の際、これまで1曲ずつフルコーラスを制作していたのを、ワン・フレーズずつの楽曲を十数曲作成し、その中から選んだ曲をフルコーラスに作って歌詞を乗せていくという手法が採られました。この経緯について松本さんは「なぜそうなったかよく覚えてない」と前置きした上で、「ソロ活動を経てB'zを再始動するにあたって目玉となる『先行シングル』を作らないといけないという話になり、まずはシングルをどんなものにするかを決めるのに、ワンコーラスずつどんどん録っていったという気がします。」と答えています。
このあたりから、またひとつのマンネリズムを打破しようと思ったのか、作風が変わったように思いました。若者、万人受けではなく、大人向けになってきたように思ったというか。洋楽ハードロックへのオマージュも入っていたり、B'zらしさはそのままで。
ところで、気になる記事が。ファンなら、B'zのメンバーが困惑するようなことをやったら駄目ですね。B'zのファンって年齢層幅広いと思うけど、中心の年齢層は常識の分かる年齢に達していると思いますけどね。これは本当のファンじゃないか。本当のファンに失礼、ごく一部の非常識な人間のせいで。あまり、プライベートまで知りたいとは思わないけどな。雲の上の存在でいてほしい所もあるので。
公式でこういうメッセージを出すということは、よほどの迷惑行為があったのだと思います。