https://youtu.be/J7zLfqLyEJE
『Relation』は、globeの4枚目のフルアルバム。1998年12月9日発売。オリコン週間1位。
前作『Love again』から約8か月で発売され、「BRAND NEW globe 4 SINGLES」を収録したアルバム。
1985年にリンゼイ・ケンプが出演した「夏の夜の夢」に衝撃を受けて、「あの世界観を作れないだろうか」と思った所から始まりました。 音作りのテーマは1970年代のプログレッシブ・ロック、ブリティッシュビートを参考にし、残響効果が少なめの乾いた音色を中心にまとめて、効果音も非現実的な響きの音を選び、「お買い得仕様ではない、聴いてくれる人がいるだけ作った側が救われる」という程ギリギリまで実験的な志向を貫きました。 本作はglobeプロデュースの作品となっており、KEIKOが初めて作詞に挑戦しました。音源が出来上がってから作詞を行う(依頼する)小室哲哉さんの作品としては珍しく、KEIKOの担当した歌詞が上がってから音源制作を行いました。また、KEIKO・マーク・パンサーが単独で作詞を担当した楽曲では歌入れが終わった後も、小室さん抜きで意見を出し合う等ボーカルディレクションに近い作業も行いました。
リードシングル4枚分のミュージック・ビデオが撮影されました。 4本は発売順に時系列順でつながっています。3本目までは「wanna Be A Dreammaker」ではKEIKO→「Sa Yo Na Ra」ではMARC→「sweet heart」では小室さんと主役が異なっていて、4本目の「Perfume of love」でメンバー3人に均等に出番がある構成になっています。 撮影場所はスーパーマーケット等「人々の生活に身近な場所」を中心に選びました。
ジャケットはバラの花びらにモザイクがかかったもので、歌詞カードを開いていくとその部分が拡大されていきます。裏ジャケットにはモザイクはない。小室さんは加工する前の写真を見てインスピレーションを受け、「庭園のバラは『集団』とひとくくりにされているけど、1本1本がコミュニケーションをとっている訳ではない。それが『関わりたくないけど関わらずにはいられない』『全く必要じゃないと思ったら必要だった』という人間関係に似ていて、その背中合わせの関係を描きたかった」と話しています。
デジタルとロックが上手く融合した作品だと思います。ちょっと売り上げ的にはピークアウトした感じで、「wanna Be A Dreammaker」のレコード大賞も?な感じでしたが、「BRAND NEW globe 4 SINGLES」の世界観は美しいですね。この4週連続発売は、GLAYの2枚同時、L'Arc~en~Cielの3枚同時を意識したものと言われていますね。ロック色強めなのも、彼らを意識したのでしょうか。