https://youtu.be/epTBeauzRWo


 『MONSTER』は、B'zが、2006年6月28日にリリースした15作目のオリジナル・アルバム。オリコン週間1位。

 B'zはあまりコンセプトなどを固定してアルバムを作ることは少ないが、本作ではレコーディングの初頭から『MONSTER』というキーワードがあり、稲葉浩志さんはそれを意識して作詞をしていきました。本作発売後に、ライブツアー『B'z LIVE-GYM 2006 "MONSTER'S GARAGE"』が敢行されました。 ロックからポップな曲、バラード、はたまたレゲエ調、ブルース調など幅広くバラエティ豊かな曲構成をしています。また、近作である『BIG MACHINE』や『THE CIRCLE』のシンプルなバンド志向とは異なり、打ち込み音やキーボード、ストリングス、ブラス、コーラスなどを多用しています。本作では珍しくコーラスにサポートメンバーの声を使っています。近年ではほとんどなかったフェードアウトの曲も3曲あります。 制作は日本と自身のスタジオがあるロサンゼルスを何度も往復しながら行われました。楽曲は17曲制作され、アウトテイクとなった3曲は、「BUDDY」「yokohama」「希望の歌」と後に判明した。 ジャケット写真は、黒い背景にカラフルなメンバーの写真などのコラージュというデザイン。これは、「タイトルから直接的に想像できるイメージとは逆に、ポップでライトな感じ」というテーマに制作されました。 前後の作品同様デジパック仕様だが、プラスチック製のスリーブケースが付属するほか、歌詞カードは通常のブックレット式ではなく、屏風式となっています。 初回限定盤には、9月1日になんばHatchで開催されたリリース記念を兼ねた完全招待制のライブ『B'z NETWORK LIVE in Japan』の応募抽選ハガキが封入されています。 アレンジャーの徳永暁人がアルバム全般の楽曲制作に参加した最後の作品であり、次作『ACTION』は一部の楽曲のみ参加、それ以降はB'zにまったく関与していません。 シングル曲が4曲以上オリジナル・アルバムに収録されるのは、11thアルバム『ELEVEN』以来。 オリコンチャートではグループ及び男性アーティストでは初となる通算20作の首位獲得となりました。


 バラエティに富んだアルバムだと思いますが、何故だろう?あまり聴きこめていないアルバムなのですよね。相変わらずB'zは好きで、店頭に並ぶと同時に買いました。

 ただ、不思議なことに一周、二周聴いてあまり聴かなくなったアルバムですね。バラエティに富みすぎて、聴いてると疲れたのか、単にツボにはまらなかったのか…今、聴いてみると印象は違うのかな。一曲、一曲は強力な曲が並んでいるのに…ひょっとしたら、色々なジャンル詰め込んでいるから、なんか、B'zって今、方向性、悩んでるのかなあなんて思ってたかなあ。そうしてるうちに次の『ACTION』が出て、その頃のインタビューで、「こんなに曲作りがうまくいかなかったのは初めて。すごいショックだった」と語っているので、「ああ、やっぱり」と思ってました。要は「B'zらしさとは何ぞや」ということが、B'zがモンスター(アルバムタイトルの意図とは違う意味)になりすぎて、マンネリ気味になり、どういうものを打ち出していけば良いのか分からなくなっていたのかなあと。『ACTION』から急にできなくなったのではないと思う、あくまでも個人的な印象ですが。

 次の『ACTION』で制作が難航したのを吐露した後は、本当に安定のB'zになったように思っています。

 『MONSTER』も『ACTION』も駄作では決してないのだけど、この曲より、こちらをシングルにした方が売れたのでは?ということを多々感じていました。でも、この当時のライブ映像とか、最高ですね。


 しかし、『Brotherhood』あたりまであった衝撃度は間違いなく薄れました。この頃は発売日を首を長くして待っていることはなくなったていて、発売日に買わない物もありました。ピンと来ずに一旦手放した物もあったし。

 『SURVIVE』で10年やって、一周回って、一応、B'zサウンドは完成した。そして、2枚のベストアルバムは累計で1000万枚超。そして、『Brotherhood』で大きく自分たちのやりたいロックに振り切った、でも『The 7th Blues』の時と同じく、『ELEVEN』でこれを続けるとB'zは破綻するということが既に分かっていた。だから、売れ続けることを念頭に置きながら、以後は、“B'zらしさとは何か”を忘れないようにしているように思えます。

 で、最近、その買いそびれたり、一旦手放した物を再び聴いたりしてます。やっぱりB'zに戻ってきてしまいます。





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