https://youtu.be/qiUgB0S-1Dc
『Kind of Love』は、Mr.Childrenの2枚目のオリジナルアルバム。
1992年12月1日にトイズファクトリーより発売されました。
オリコンチャートでの最高順位は13位(1995年2月20日付)だったが100位以内に159週チャートイン(1992年12月14日付〜2000年1月24日付、その期間中に11回にわたり100位圏外へと落ちています)するロングヒットとなり、発売から約3年4ヶ月後の1996年4月29日付で累計売上が100万枚を突破。オリコンにおいて週間チャートで一度もトップ10入りせずにミリオンセラーを記録したアルバムは本作と『BAD COMMUNICATION』(B'z、最高順位12位)のみであり、ミリオンセラーを記録したアルバムでは最も低い最高順位。累計売上は118.0万枚。
前作『EVERYTHING』から約7ヶ月ぶりのアルバムで、2ndシングル『抱きしめたい』と同時発売となっています。 初回限定盤は三方背スリーブケースに、CDトレイはスリムケース仕様の別ジャケット、大型歌詞カードが収められています。
小林武史さんのコンセプトは「少年時代にクラシックピアノの先生に習ったコード進行や旋律にアレンジすることで、人間の様々な感情を表現できて、その時に味わった宇宙感を桜井にも味わせたい」という願望がありました。 前作のアルバムタイトルが「何よりも大切なもの」という意味だったことから、Mr.Childrenにとって大切なものは「愛」ではないかという理由で「Love」が浮かんだのですが、当時の彼らには少し重い言葉だったため「愛のようなもの」(色々な愛)を意味する「Kind of Love」になりました。
まだ初々しさが残る楽曲、桜井和寿さんのボーカルも爽やかですね。捨て曲無しのポップアルバム。このアルバムは『Atomic Heart』が売れている頃、寮生活をしていた僕は友人の口コミで「昔のミスチルも良いよ」というのが広がり、聴いてみたのが始まりでした。『Atomic Heart』では哲学的になりつつあったミスチルにこんなポップな時代があったとは。でも、このアルバムが無ければ、きっと『Atomic Heart』で終わってたかもしれないし、『深海』で止まったかもしれない。多感な時期にこのアルバム曲を聴いて、カラオケとかで歌ったから、きっと今に繋がっているのかもと思います。