https://youtu.be/aLGy-bbtwI0
『outernet』は、2001年3月28日に発売されたglobeの6枚目のフルアルバム。オリコン週間9位。
2曲目に収録されている「garden」をシングルとして同時発売。トランスへ移行した最初の作品となりました。 アルバムのテーマは「トランス・ロック・ヒップホップを基調としたミクスチャー・ロック」「globeを中心にした外への広がり、外部とのネットワーク」「インターネットでの仮想の旅から、現実の外への旅に出ていく勇気」「過去のプロダクトからの逸脱とポップス性の振り幅の両立」「前半40分はトランスで突っ走る」事をイメージしました。 小室哲哉さんが匿名性を重んじたために、メンバー3人が前面に出てのプロモーション活動は行われませんでした(一方、発売元のエイベックスは同じ発売日だった浜崎あゆみさんの「A BEST」には億単位のプロモーション費用をかけました)。それでもトランスの要素を加えたことで新規層を獲得し「『outernet』とはどんなバンドなのか?」という問い合わせが海外から来た際、小室さんはそれを嬉しく思いました。 アルバム後半の作曲・編曲には小室さんと縁の深い木根尚登さんや久保こーじさんに加え、1990年代のビーイングブームを牽引した葉山たけしさんも参加するなど、バラエティに富んだ人選を行っています。 前年に発売された「globe featuring」のソロシングルをglobeバージョンとして収録。
これ、あの宇多田ヒカルさんの2ndと浜崎あゆみさんのベストと同日、CDが最も売れた日の発売だったのですね。本当に大きく宣伝されるわけでもなく、ひっそり発売された感じ。
トランス (Trance) は、ハウスから派生したエレクトロニック・ダンス・ミュージックの一種。125から150 BPMくらいまでのテンポで、短いシンセサイザーの旋律を際限なく繰り返し、うねるような雰囲気を出すのが特徴。その反復されるリズムやメロディが、さも脳内の感覚が幻覚や催眠を催す「トランス状態」に誘うかのようであることからトランスと呼ばれています。
小室哲哉さん、トランスに傾倒していきましたが、日本では受け入れられませんでしたね。改めて聴いてみたら、マニアックだけど、無茶苦茶かっこいい。
発売されたばかりの『ALL SINGLES & OTHER BEST 30 SELECTION』聴いているのですが、やはり小室哲哉さん本人がメンバーということで、やはり当時、小室さんがプロデュースしたどのアーティストよりも楽曲の質が高く感じます。それは勢いが落ちてきたこのトランス期も変わりませんね。
さて、ベストアルバムですが、30周年記念ベストということで、沢山の楽曲がリマスタリング収録されているのですが、やはり、KEIKOさんと小室さんの件から発した契約上の問題からか、ジャケット、歌詞カードは味気ないものでした。ビジネス的だとしても、再集結は難しいのかな。