https://youtu.be/DmAUKMlVldI


 『GREEN』は、B'zが、2002年7月3日にVERMILLION RECORDSからリリースした、12作目のオリジナル・アルバム。

 アルバムタイトルの『GREEN』は「未熟さ」「青臭さ」の意味で、「自分達は、まだまだ(成熟していない)青二才である」という主張が盛り込まれているほか、「若さ」の意味も含まれており、従来のアルバムよりラブソングが多く収録されています。また、収録曲はタイアップ曲が多く、この頃からアルバム曲の先行タイアップが多くなりました。 アルバムジャケットはラスベガスでレッドロックを背景に撮影され、一部収録曲のミュージック・ビデオもラスベガスで撮影されました。 オリコンアルバムチャートで通算800作目の1位獲得作品で、B'zのオリジナル・アルバムでは初めてデジパックが採用されました。 本作とシングル『野性のENERGY』、次作『BIG MACHINE』は専用の「B'z」ロゴマークが使われています。 前作『ELEVEN』のレコーディングから継続して制作が行われ、途中で『B'z LIVE-GYM 2001 "ELEVEN"』とソロ活動を挟み、2002年1月よりレコーディングが再開され制作されました。そのためこの期間にレコーディングされた楽曲は20曲程となり、その中からバランスを考慮してまとめたのが本作でした。 5thアルバム『IN THE LIFE』以来の打ち込みを多用したポップス路線となっており、収録曲の半数のドラムが全編打ち込みですが、これは意図的ではなく自然とそうなったらしく、実際にはハードな曲も作ったようですが今回は収録されませんでした。

 メンバーは「『Brotherhood』、『ELEVEN』とヘビィーな作品が続いたので、その反動があったと思う。」とコメントしています。 前作『ELEVEN』以降に発売されたシングルのうち、「GOLD」は本作に「Everlasting」が収録されているという理由で未収録となりました。また、「旅★EVERYDAY」、「Magnolia」、「もうはなさない」等はこの頃のアウトテイク。 かつてはオリジナル・アルバムで最も未演奏曲が多い作品でした。また、オリジナルアルバムでは現時点で最後のミリオンセラー作品となっています。

 打ち込みを使ったと言えど、『最先端から加速する』の頃とは違う進化した音になってましたね。『ELEVEN』がB'z史上、最重量感のあるアルバムだったので、『GREEN』は爽やかでポップ。その落差にびっくり。まあ、それがB'zの魅力でもありますね。





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