https://youtu.be/Eze6-eHmtJg


 『RECYCLE Greatest Hits of SPITZ』は、スピッツの事実上初となる非公式ベスト・アルバム。1999年12月15日にポリドールより発売。初回盤は紙ジャケット仕様。オリコン週間1位。

 累計で約220万枚を売り上げ、スピッツ史上最高売り上げを記録。発売以降、毎年10万枚以上が出荷され、2000年3月2日には出荷枚数が200万枚を突破。発売から5年3か月後、2005年3月7日付でオリコンチャート上の累計売上が200万枚を突破し、オリコン史上、200万枚突破までの期間が最も長いアルバムとなりました(この記録は2012年に『ザ・ビートルズ1』に塗り替えられています)。 2014年ブックオフオンラインの売り上げランキング第3位にランクイン。なお2013年は第10位。 2017年9月時点でTSUTAYAにおいて累計233万回以上がレンタルされ、同時点でTSUTAYAにおけるベスト盤のレンタル回数では歴代12位。

 ベスト・アルバムのリリース自体はレコード会社が決定し、メンバー及び事務所の許可を得ないままの強行リリースとなりました。「ベストアルバムは解散するまで出したくない」と考えてきたメンバーは、本アルバムを事務所運営の公式サイトのディスコグラフィーには掲載せず、この公式サイトやファンクラブ会報に、自分たちの意図ではないことの訴えと、ファンへの詫び状を掲載するという異例の事態にもなりました。 「RECYCLE」(使い回し)という皮肉とも取れるタイトルは、メンバーが決定。ジャケットデザインとマスタリングも、「最低限の仁義」としてメンバー全員が立ち会って決定しています。ジャケットに記載されているSPITZの文字は、鏡文字となっています。 選曲もメンバーにより行われました。当初は15曲収録予定という告知もありましたが、最終的にはオリコンチャート入りを果たしたシングル13曲(「君が思い出になる前に」から「楓」まで)にとどまり初期の2年間の曲は一切収録されておらず、当時の最新シングルである「流れ星」と「スピカ」は、同年にリリースされた『花鳥風月』に収録されたばかりということもあり、本作では除外されました。また、「冷たい頬」との両A面曲である「謝々!」も収録されていません。 結果的に売れたことに対してはメンバーは否定的ではなかったのですが、これ以後、次々と新作を発表しているのにも関わらず、限られた時代の作品しか入っていないこのアルバムが長期に渡って売れ続けることにジレンマを感じ、このアルバムの発売から6年3ヶ月後にメンバー公認のシングルコレクション『CYCLE HIT Spitz Complete Single Collection』のリリースを決定。これにより2006年1月末をもって、1990年代のシングル20枚と共に製造中止となりました。同年、スピッツは、シングルのB面曲、未発表音源、インディーズ作品、提供曲のセルフカバーなど、全てアルバム初収録曲で構成されたスペシャルアルバム『花鳥風月』を発売しました。8thアルバム『フェイクファー』を出した頃からメンバー内では「B面集を出したい」という話になっていました。当時はベスト盤ブームであったため、本作はそのアンチテーゼでもありました。選曲は、メンバーによるもの。アルバムの仮タイトルは「裏街道」でした。


 このベストアルバムも大変売れたので非公式アルバムだとそういう事情を知らず、購入しました。ベストアルバムとはもう終わったアーティストが出すものだ、我々はオリジナルアルバム1枚1枚がベストだからベストアルバムというものは出しませんよという考えはありましたね。アーティスト側のこういった考えと、売れている間に出しておきたいレコード会社との駆け引きは大変なのだろうなと思います。


 








 



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