https://youtu.be/Vj6OAlDgv9M


 BEST OF DREAMS COME TRUEは、DREAMS COME TRUEの非公式ベスト・アルバム。

 1997年10月1日発売。オリコン週間2位。

 本アルバムは、エピックがドリカムのメンバーらに無許可で発売したアルバムであり、後にドリカムが無許可で発売された事に憤慨してエピックに抗議を行って廃盤を求めた結果、本アルバムの廃盤と代替のベストアルバム作品の発売に至った経緯があります。

 背景には、本アルバム発売の数ヶ月前にヴァージン・レコード(日本では東芝EMI)に移籍したことが挙げられます。 ジャケットデザイナーによれば「レコーディングの地でもあるロンドンでジャケット撮影まで終えていたんですが、エピックから移籍することになってしまって急遽、ベストアルバム制作に切り替わってしまったんです。」とのことで、ニューアルバムがリリースされる予定から変更になったものと思われます。 ドリカムはデビュー以来、「私たちにベストアルバムは必要ない。一枚一枚どれもベストアルバムだと思っている」と度々繰り返し主張しており、本アルバムの発売直前には公式ファンクラブ会員に向けて「このベスト盤が出たことは私達の本意ではないため、購入を控えて欲しい」と異例の呼びかけを行いました。 その後、ドリカムがエピックから強制的に発売された事に憤慨してエピックに抗議を行い、ドリカム側が公認するベストアルバムとして『DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL"』を2000年2月14日に発売した代わりに本アルバムの廃盤を同意した為、2000年以降このアルバムは廃盤となっており、公式なディスコグラフィーからもその存在が抹消されています。尚、翌年(1998年)11月に発売された3曲入りマキシシングル『WINTER SONG』については、アーティスト公認による作品の為ディスコグラフィーには掲載されています。『DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL"』は発売の数ヶ月前からドリカムのファンからの投票を募る等で事前のリサーチを行い、ドリカムも発売に同意した上での発売となっています。 初回出荷枚数は200万枚。売り上げは6作連続でダブルミリオンを突破し、1997年のアルバム年間ヒットチャートでは6位、歴代アルバムチャートでは62位を記録しました。なお、初の公認ベストアルバム『DREAMS COME TRUE GREATEST HITS "THE SOUL"』の方が売上枚数や順位などは上回っています。


 このベストアルバム、確かGLAYのベストアルバム『REVIEW-BEST OF GLAY』と同日発売だったんですよね。これも、わざとエピックがやったのかなあ。発売日に僕は非公認ベストだとは知らず、本命ドリカム、おまけGLAYみたいな感覚で両方買いました。平均200万枚をずっと売り上げていたドリカムと、当時、人気爆発のGLAY。どちらが勝つか、オリコンの順位注目してました。結果は倍スコアでGLAYの圧勝。ドリカムも初動ミリオンなのに、GLAYは見たこともない数字。接戦でドリカムが逃げ切るという予想は外れました。

 まあ、中途半端なベストですよね。『雪のクリスマス』『WINTER SONG』が無視されている時点で。

 こういうアーティストとレコード会社のトラブル時折ありますね。B'zだと『Flash Back -B'z Early Special Titles-』というのがありました。ビーイングは本作に対する抗議として、ZARDのアルバム『ZARD BLEND 〜SUN&STONE〜』をぶつけてきて、B'zの1位を阻止したということもありました。スピッツの『リサイクル』も非公式でしたよね。


 非公式、非公認のベストを紹介するのもどうかなあと思いましたが、結構、印象的だった発売だったので。









 

 



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