https://youtu.be/cB8L2k8LRE0


 『FRIENDS III』は、B'zのコンセプト・アルバム。2021年12月8日にVERMILLION RECORDSから発売。オリコン週間1位。

 1992年リリースの4thミニ・アルバム『FRIENDS』、1996年リリースの5thミニ・アルバム『FRIENDS II』の流れを汲む作品で、「FRIENDS」シリーズとしては25年ぶりとなる後継作品。 

 2021年1月、松本孝弘さんはアメリカから日本に帰国しましたが、当時の日本ではコロナ禍の影響で、日本国外から日本に入国した人は2週間の隔離期間が必要となっていました。松本さんはその隔離期間を利用し、「1日1曲」の楽曲制作をすると決めて作業に取り掛かりました。そして日々楽曲制作を進める中で、B'zのハードロックには寄ってない今回の『FRIENDS』的なカラーの曲がいくつか生まれたといいます。その後、松本さんから『FRIENDS』シリーズの制作の提案を受けた稲葉さんも今このタイミングではないかと意気投合。当時は2020年4月から次作のアルバムの制作が進められていましたが一旦中断し、25年ぶりの『FRIENDS』シリーズ新作の制作が決定しました。当時提案を受けた稲葉さんは、「タイミングバッチリだなと思った」「世の中が普通じゃなかったし、ひと呼吸置くような雰囲気があってる気がして。」と振り返っており、また「B'zらしいロックアルバムを出したのに、ライブは規制が厳しくて声は出せないし動けないじゃどうなるのかな」と不安を感じていたことにも触れ、「少し気が楽になるってわけじゃないけど、いつものフルアルバムを出す前にこう言うコンセプトアルバムを出すのはいい機会だなって(思った)」と振り返っています。 また、別のインタビューにてインタビュアーから「『FRIENDS III』を出したい気持ちはどこかにありましたか?」と尋ねられた際は、松本さんは「その存在すら忘れてました(笑)」と語っています。 近年のB'zのレコーディングでは積極的に日本国外のミュージシャンが参加していましたが、コロナ禍の影響でそれが難しくなったため、本作では久しぶりに全て日本人のミュージシャンが参加しています。当時について稲葉さんは「日本の素晴らしいミュージシャンの方々を紹介してもらって、一緒に音を出したんですけど、今まで僕らってそういう経験がほぼ無かったからそれはすごい収穫でしたね。コロナが無かったらそうなってなかったと思います」と振り返り、松本さんは「何十年もそういうことがなかったので、日本にもいいミュージシャンがこんなにいるんだなって、改めて感じましたね。」と振り返っています。


 このアルバム、初めて聴いた時はガツンと来ませんでした。一度聴いただけでは印象に残る曲が少ない。この感覚はB'zでは初めてだったかもしれないです。でも、何度リピートしても疲れないし、ゆっくり心に染み入る感じというか。渋い。『FRIENDS II』もかなり渋いと思いましたが、20年以上の時を経たからか、さらに深みを増したように思います。松本さんのソロアルバムの『Bluesman』にテイストが近いんじゃないかと思ったのは僕だけでしょうか。この作品も渋かったですね。


 『B'z presents LIVE FRIENDS』がやっと手元に届きました。今、観ながらblog書いてます。ライブってやっぱり良いですね。今後しばらく定義が変わってしまうかもしれませんが、やはり生で体感することって最高ですね。本当にちょっと前からしたら、夢みたい。


 シリーズ全体だと、『FRIENDS II』が一番好きですね。『SNOW』の稲葉さんのファルセット。『B'z presents LIVE FRIENDS』は地声みたいですが。『きみをつれて』の曲終わりの松本さんの咽び泣くギター。

『FRIENDS III』だと、『シーズンエンド』が好きですね。“叶わぬ恋なら忘れておしまい”。それもまたひとつの恋の決着方法ですね。次へ進むための。


 以上は、昨年末に書いた記事なんですが、9月のPleasureの後、B'z、稲葉さん、松本さんのソロ今一度聴いてます。正直、今までのFRIENDSシリーズで一番ピンと来なかった。ガツンと来なかった。ところが、今聴くととてもメロディアスで、長時間流していても疲れないことに気づきました。歌詞も深い。昨年は数回リピートして棚に行ってしまったけど、今年の秋冬はヘビーローテーションになるかも。






 

 



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