https://youtu.be/9-INSD8h8mM


 『HEAVY GAUGE』は、GLAYのメジャー5作目のオリジナルアルバム。1999年10月20日にポニーキャニオンよりリリースされました。表題曲を含む12曲を収録しています。

 オリコン2週連続1位。本作に関して、TAKUROは「『pure soul』では、いささかキレイなものばかり追い求めていた感があったが、次は、重い扉を開ける気持ちがあった。」。TERUは「『GLAY EXPO '99 SURVIVAL』は、“幕張のSURVIVALライブ”より“20万人ライブ”ってのが大きく騒がれてしまい、数字じゃなくて俺たちはライブハウスでもう一度やれるバンドでありたいんだ、GLAYの初期衝動をもう一度確認するようなアルバムにしたい」。HISASHIは、「今回のリアルさは、『pure soul』よりもうちょっとアンダーグラウンド的。」、「GLAYの本当にやりたいことを全く違う捉え方で見られるのも多かったし、皆の見えなかった所が相当あったから、音楽でGLAY本来の全表面を見せたかった」とそれぞれ語っています。 そのため、「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」以降に書き下ろされたアルバム曲の歌詞も、当初はもっとヘビーな作風に仕立てて、アルバムトータルとしてももっと重たい感じの作風にする予定だったそうです。しかし、「GLAY EXPO '99 SURVIVAL」でファンの笑顔を見た影響により、歌詞をもう少し優しくしようとTAKUROが書き直し、結果的にはJIRO曰く「逆に随分ポップなアルバムになった」とのこと。TAKUROは本作をきっかけに、「ある種の少年期が『pure soul』だったなら、殺人事件、国の色んな紛争などの外の問題を自身の問題として感じるようになった」と語っています。

前作『pure soul』に次いでダブルミリオンを達成し、オリジナルアルバムの中では自身2番目の売り上げ235万枚を記録しました。当時TAKUROも「90年代後半にしてGLAYの最高傑作」と発言しています。 アルバムのジャケット、ディスクレーベルの薄い黄色は蓄光塗料によるものであり、どちらも暗闇で光ります。初回限定盤には帯部分に箱がついており、収録曲のタイトルが書かれた色違いのラバーバンドがランダムで3本封入しています。(全12種類)また、このアルバムはプロモーション用にアナログ盤も制作されており、こちらのジャケットも同じく蓄光仕様。


 1999年、絶頂期にあったGLAYが伝説の20万人ライブ『GLAY EXPO ’99 SURVIVAL』を開催し、頂点を見た後の発売でした。しかし、頂点を極めて見た景色は思っていたものと違っていたのですよね。水面下で解散危機に陥っていたようですね。苦しい時期だったようです。「ここではない、どこかへ」行きたい心境だったのかもしれませんね。でも、これもよく考えると、若い時に誰もが味わう葛藤と重ね合わせることができるかもしれません。社会人として、成長する時期とか。

 アルバムですが、これも『pure soul』同様、発売された頃に物凄く聴いて、その後、あまり聴かなくなってました。冒頭からヘヴィー。重苦しく始まるし、ミリオンシングルたちも録りなおししてあります。それが当時はどうにも苦手でした。トータルで聴くと、アルバムとしてのバランス的にも本当に最高傑作だと納得できます。『summer FM』が好きでした。幕張、稲毛。僕、個人的に思い出の場所。とても美しい土地。田舎と都会が適度に混じっていて、何だか憧れます。


 








 

 

 



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