https://youtu.be/x7wU4q21_WI


 『Brotherhood』は、B'zが1999年7月14日にRooms RECORDSからリリースした10作目のオリジナル・アルバム。初回出荷枚数は180万枚となり、初動で101万枚を売り上げ、初登場1位を獲得。初週ミリオンは8作目となった(オリコン調べ)。初回出荷枚数は180万枚となり、初動で101万枚を売り上げ、初登場1位を獲得。初週ミリオンは8作目となりました(オリコン調べ)。

 10周年記念となった2枚のベスト・アルバム、ソロ活動を経て発表されたオリジナル・アルバム。 8thアルバム『LOOSE』及び、9thアルバム『SURVIVE』同様通常盤のみで、スリーブ仕様となっています。ジャケット写真はロサンゼルスのミリオンダラー・ホテルで撮影されたもので、主にCG合成で作られているが、稲葉浩志さんは実際に高い場所に登って撮影されています。 かつてサポートドラマーであったデニー・フォンハイザーがレコーディング・コーディネーターとして、MR.BIGのビリー・シーン(ベーシスト)と、パット・トーピー(ドラマー)が製作に参加しています。 本作のテーマは「ロック」であり、ハードロック色が濃くなっています。楽曲は満園庄太郎さんや黒瀬蛙一さんといったサポートメンバーとのセッションにより制作され、打ち込み音は一切使用せず、前作まで存在したフェードアウトの曲も皆無です。 アルバム構成は当初「ながい愛」から始まって「Brotherhood」で終わる予定だったのですが、「コンセプトをあまりゴリ押しする必要もないのでは?」との意見から現在の曲順になっています。  かなりの力作となっていますが、松本孝弘さんは「去年のベスト・アルバム(『Pleasure』、『Treasure』)が大ヒットしたけど、過去のものがこれだけ売れてしまい、この後どうなってしまうのかと危機感を感じた。だから『Brotherhood』はハードな方向に行ったのだと思う。」と語り、その一方で「(ベスト・アルバムの大ヒットで)沢山の人達が僕らの音楽を好きでいてくれて、多くのスタッフがB'zのために動いてくれて、改めてみんなへの感謝の気持ちが芽生え、それを稲葉と話しているとき「Brotherhood」というキーワードが生まれた。」と語っています。 映像作品『The true meaning of "Brotherhood"?』には今作のレコーディング風景が収録されており、その中で松本は「レコーディング(アルバム製作)が始まってからとツアー(B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood")が終わるまでが一つの作品、すべてを総括して『Brorherhood』という作品だった。」と述べています。今アルバムとリンクしたツアー『B'z LIVE-GYM '99 "Brotherhood"』では、大掛かりな演出を極力排除・バンド演奏に重点を置く等、本作のコンセプトを貫いた内容となりました。


 タイトル曲は、B'zに関わる人々(Brother)との関係を歌っています。稲葉さんは「離れていても繋がっている仲間みたいなものをテーマに作りました」と語っています。 大阪でのセッション中に生まれた曲で、当初はラストナンバーになる予定でした。 ベスト・アルバム『B'z The Best "ULTRA Treasure"』では中間投票、最終結果ともに1位となり収録されました。 ライブでは曲の最後の稲葉さんのロングシャウトが恒例となっています。 リリース時に出演した『ミュージックステーション』や翌月8月の『カウントダウンオールヒット』でも披露されました。また、発表から約12年後となる2011年4月1日放送の『ミュージックステーション3時間SP』では、新曲「さよなら傷だらけの日々よ」とともにこの曲を演奏しました。


 僕はこの作品で、一旦、B'zが一回りしたのかなと思いました。この後の作品も良いものが多いのですが、このあたりから、最先端としてB'zを観ることは無くなりました。それは飽きたのではなく、安定してこの人達の音楽を生涯聴いていくかも知れないと思ったからかもしれません。

 このアルバム、B'z普段聴かない、自称ロック好きの方でも好きだということがある作品ですね。



 



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