https://youtu.be/b-x5PAs1qLA
『REVIEW-BEST OF GLAY』は、GLAYが発売した初のベストアルバム。1997年10月1日にプラチナムレコード(販売元:ポリドール)よりリリース。オリコン5週連続1位。
11枚目のシングル「口唇」が初のオリコン1位獲得、12枚目のシングル「HOWEVER」が初のミリオンセラーを記録するなど、GLAYの人気が上昇している中で発売された初のベストアルバムで、メジャーデビューからわずか3枚のオリジナルアルバム(インディーズを含めると4枚)をリリースした中での発売となりました。ブックレットは歌詞カードとメンバーのジャケット写真の2枚に分かれており、特殊な光沢の紙が使用されています。
アマチュア時代から貯めていた楽曲のストックが、3枚目のアルバム『BELOVED』を制作した時点で尽きてしまい、翌1997年は新しく曲のストックを貯める期間にするため、本作の発売が決定しました。TAKUROも本作のリリースに関して、「生みの苦しみを云々するよりも、気分をガラッと変えて、今までやってきたソング・ライティングの意味を再確認しようと思った」と語っています。その結果、同年12月の選曲会議では70曲以上のデモが揃い、また、本作のリリース時期に色んなインタビューを受け、「自分たちのこれまでの活動、音楽観、人間観、人との関係性、社会との距離みたいなのが、全部整理することができた」とTAKUROが述べ、本作のリリースは結果的に良かったのではないかと語っており、TERUも「ベスト盤をあの時期に出すかどうかで悩みましたけど、今思えば正解だったかも。」と語っています。 選曲に関してはシングル曲に拘らず、それまでにリリースしたアルバムから幅広く選ばれており、シングル曲ながら「Yes, Summerdays」「生きてく強さ」など、選曲されなかった曲も多数。これは、シングルの寄せ集めじゃなく自分たちの納得する選曲にしたいという意志を通したかったためとJIROが語っています。また、HISASHI曰く、「勝手に作られて売られちゃう感じが嫌だった」という理由もあり、インディーズ時代のアルバム『灰とダイヤモンド』からの選曲は、速いテンポで新しくリテイクされました。当時の最新シングルだった「口唇」「HOWEVER」も収録されているため、TAKUROは「ベストではあるけれど、新曲2曲を含むニュー・アルバムでもあります」と語っています。
初回出荷は220万枚、発売初日の追加注文が70万枚。発売初週に200.3万枚を売り上げ、オリコン初登場1位を獲得。オリコン集計でアルバムの初動売上が200万枚を超えたのは本作が初めてで、当時のアルバム初動売上歴代1位を記録しました(現在は歴代8位)。オリコン調べでは、1998年2月16日付で累計約415万枚を売り上げ、それまでで歴代1位であったglobeのアルバム『globe』の記録を上回り、当時の日本記録を樹立。さらに同年7月13日付で、それまでオリコン史上最大の売上であった子門真人のシングル「およげ!たいやきくん」の記録を上回り、シングル・アルバムを合わせた当時の日本記録を樹立しましたが、わずか1週後にはB'zの『B'z The Best "Pleasure"』に抜かれました。最終的には約488万枚の売り上げを記録し、1998年〜1999年にかけて起こったベスト盤ブームの先駆けとなりました。出荷枚数では500万枚を突破しています。また、1999年の「ギネスブック(現・ギネス世界記録)」に「日本で最も売れたアルバム」として掲載された。日本記録に関して、現在では『First Love』(宇多田ヒカル)、『B'z The Best "Pleasure"』(B'z)に次いで歴代3位、ベストアルバムでは歴代2位となっています。 10月発売だったため1997年の集計期間は2ヶ月であったものの、330万枚以上を売り上げて上半期アルバムチャート1位の『BOLERO』(Mr.Children)をかわしてGLAY初の年間アルバムチャート1位を獲得した。また翌年もシングルが発売されるたびにチャートを上昇するなどにより100万枚以上を売り上げた。 アルバム売上歴代3位 ベストアルバム売上歴代2位 アルバム初動売上歴代8位 男性アーティストアルバム売上歴代2位 1997年アルバムチャート年間1位 1998年アルバムチャート年間19位 第12回日本ゴールドディスク大賞ロック・アルバム・オブ・ザ・イヤー受賞。※売上はいずれも(株)オリコン調べ。
確か同週にDREAMS COME TRUEの非公認ベストアルバムが発売されて、こちらも初動ミリオンだったのですが、結果は倍スコアでGLAYの圧勝でした。この発売日、両方買ったの覚えています。いくら、GLAYのベストでも、90年代平均200万枚売ってきたドリカムには敵わないだろうなと思ってましたが、外れました。週間1位ドリカム、2位GLAYになるだろうと予想してました。ヒット曲を集めたグレイテストヒッツというより、勢いが加速した時の名刺代わりのベストという印象でしたが、この後もライブで20万人動員したり、社会現象的人気が続きましたね。
お気に入りの曲は「グロリアス」と「BELOVED」でした。