https://youtu.be/o1sUaVJUeB0


 『First Love』は、宇多田ヒカルさんの1stアルバム。1999年3月10日に東芝EMIより発売されました。

 2週連続3回・通算6週、オリコン1位。

全曲の作詞作曲を宇多田さん自らが行い、アレンジャーには西平彰さんや村山晋一郎さん、河野圭さんらが起用されました。アルバムには宇多田さんのデビューシングル「Automatic/time will tell」や「Movin' on without you」、後にシングルカットされる表題曲「First Love」、「Automatic」のリミックス曲などを含む全12曲が収録されました。収録曲は、宇多田さんが14歳の終わりから15歳の終わりまでの約1年間で制作・録音されました。


 本アルバムは、宇多田ヒカルさんのデビュー後の社会現象の中で発売され、初動売上で当時歴代3位の202.7万枚を記録。発売から1か月後には累計500万枚を超え、日本国内のアルバムセールス歴代1位を記録しました。国内での累積売上は765万枚に達しており、全世界では1000万枚に迫る出荷数を誇ります。本作は、そのセールスの巨大さや革命性から、現在も日本のポップ・ミュージック史の金字塔作品として紹介されています。


 宇多田ヒカルさんは、歌手の母・藤圭子さんと音楽プロデューサーの父・宇多田照實さんの下で、小さい頃からスタジオで多くの時間を過ごしてきた。10歳の頃、「自分で作ってみたら」という提案で、「I'll Be Stronger」という英語詞の楽曲で始めて作詞作曲。14歳の頃、東京のスタジオで音楽プロデューサーの三宅彰に声を掛けられ、日本語詞の曲を作ることを提案され、1997年暮れ、14歳の終わり頃に初めての日本語詞曲「NEVER LET GO」が作られた。「日本語でできないと思われるのが悔しかった」のだという。その後、アルバムに向けて楽曲制作が始まりました。 アルバムを制作する中で宇多田さんは、リリースの約4か月前の1998年12月9日にシングル「Automatic/time will tell」を発売して東芝EMIからメジャーデビュー。同シングルは初登場時はオリコンランキングでTOP10圏外にありましたが、業界のプロ達の絶賛や、外資系CDショップや各地のFMラジオ局の猛プッシュをうけ瞬く間にヒットを記録。翌年2月には売上100万枚を突破し、その勢いのまま発売した2作目『Movin' on without you』もミリオンセールスに迫る大ヒットを記録しました。世間では、宇多田さんの15歳という若さにもかかわらず洗練された歌唱力と独特の哀愁を帯びた声、比喩や押韻などを効果的に用いた大人びた歌詞が各方面で大きな反響を呼び、一種の社会現象となりました。そして、満を持して同年3月10日に本アルバム『First Love』をリリースしました。

 『First Love』は、新人アーティストの1stアルバムとしては当時異例の初動売上を記録後も売れ続け、累積枚数は3週目に300万枚、4週目に400万枚、7週目の5月3日付で500万枚を突破し、登場8週目の5月10日付では累積枚数523.9万枚となり、アルバムセールス歴代1位を記録しました。またその後もセールス伸ばし、5月31日付でオリコン史上初となる600万枚を突破。さらに8月16日付では、700万枚を超える圧倒的な強さでこの年の年間ランキングアルバム1位(期間内売上736.6万枚)、アーティストセールス1位の2冠を達成しました。なお、発売4週目で累積売上400万枚を突破した唯一のアルバムとなっています。オリコン集計による累積売上765万枚は日本国内のアルバムセールス歴代1位の記録となっています。また、オリジナルアルバムで400万枚を超えるのは1996年のglobeの1stアルバム「globe」以来のことであり、前年1998年に500万枚を突破して日本最高記録を更新したB'zのベストアルバム「B'z The Best "Pleasure"」の記録を、更に250万枚以上を更新する驚異的な記録となりました。

 1999年8月10日、東芝EMIから日本国内での累計出荷枚数が800万枚を突破したと発表されました。現在までに日本で870万枚以上、全世界で991万枚以上を出荷しています。


 J-R&Bムーヴメントを巻き起こし、国内のポピュラー・ミュージックの概念を一新するパイオニア的役割を担ったエポック・メイキングな1枚になりました。「B'z The Best "Pleasure"」の記録はしばらく、どころか、肉薄はできても、未来永劫抜けない記録だろうな、と思っていましたが、15、6歳の少女の登場は衝撃的でした。ちょっと世間も小室サウンドに飽きて、ジャパニーズR&Bの波が来つつあるのは気付いていましたが、まさかここまで突出した数字を叩きだすとは…。

 お気に入りの収録曲は「time will tell」と「Movin' on without you」でした。何だか今聴いても古さをあまり感じないですね。


 ベストアルバムが出るらしいですね。前に2枚ほど出てたのはあくまでもシングルコレクションということなのですね。






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