1980年5月21日発売。30枚目のシングル。オリコン週間3位。ザ・ベストテン週間1位。
ジャケットは、今作のみ写真を特殊効果したデザイン。 間奏はシングルサイズにカットされているシングルヴァージョン。 同曲の間奏部分では、百恵さんとギタリストの二人が背中合わせとなって、共に腰を上下させるパフォーマンスを披露していました。 TBS『ザ・ベストテン』では前作「謝肉祭」に続いて自身4作目の1位を獲得しました。しかし当時、百恵さんは引退記念映画『古都』のロケーション撮影と重なった事などにより、同番組には数回中継で出演したのみで、スタジオ入りは一度もしませんでした。
ドスの効いた声、巻き舌、シャウト。成熟の域に達したツッパリ路線の山口百恵さんの集大成のような曲ですね。『ひと夏の経験』や『横須賀ストーリー』の頃から比べたら格段に大人に、そしてその辺の自称ロックンローラーよりよっぽどロックンロールしている。ロックンロールに夫を奪われた女性の歌詞。この歌詞をあの綺麗な阿木燿子さんが作詞したんですね。どういう経験をすればこんな歌詞が書けるのか、百恵さんもどうやったらこの年齢(21歳)でこんな姉御っぽい曲を歌いこなせる、演じることができるのか、この当時まだ、僕は幼児期でうっすらとしか記憶がなく、改めて母の車の中で聴いて衝撃的でした。“シャウトするのがエクスタシー”と歌っていますが、このシャウト聴いてると気持ちいいですね。