https://youtu.be/MbPr1oHO4Hw
1991年12月1日発売。8作目のシングル。オリコン週間3位。
3作目のアルバム『Jealousy』からのリカットで、X名義時代の最後のシングルにして最大のヒット曲。テレビ朝日系ドラマ『ララバイ刑事'91』のエンディング・テーマとして採用されました。
『Jealousy』はYOSHIKIの体調不良などでレコーディングが遅れていた上に、CBS・ソニーの株式上場のために発売日が当初の予定より大幅に早まりました。そのため「ART OF LIFE」や「Standing Sex」の収録は見送られたが、YOSHIKIが『Jealousy』のエンディングにと考えていた「Say Anything」は、ロサンゼルスでのレコーディング期限が終了し、日本に帰国した後にもCBSソニー信濃町スタジオで数時間のボーカルレコーディングが続けられ、結果として完全に満足いくものではなかったものの、『Jealousy』のリリースに間に合わせた。そのためYOSHIKIが"打倒「ENDLESS RAIN」を目指して書いた"楽曲であるものの、「失敗作」と振り返ります。
YOSHIKIはこの曲を制作途中で一度は没曲にしようとしましたが、結局周りに説得された事でなんとか完成まで持ち込んだそうです。そういった複雑な経緯はあったもののYOSHIKIは後に「結果的に"Say Anything"は世に出して本当に良かったと思う」と述べていました。
この曲はキーも高く後半は高音パートが連続するゆえ、レコーディングは終了時にToshlが吐血したといわれるほど難航しました。
ジャケットは裸で水に打たれるYOSHIKI。この撮影で風邪をひいたYOSHIKIが翌日の横浜アリーナ公演で演奏中に倒れ、公演は延期となりました。雑誌とかでもやたらと脱ぎまくってました。
リカットシングルながら59万枚を売り上げ、X名義のシングルでは最も高いセールスを記録しました。
ライブでは、主にS.Eとして使用される事が多く、1995年の東京ドーム公演以来(バンド形式では1992年の東京ドーム3日間連続公演以来)、生で演奏されることは無かったのですが、2008年のX JAPAN再結成公演『攻撃再開 2008 I.V.〜破滅に向かって〜』では、3月28日のライブ初日にToshI、PATA、HEATHの3人によるアコースティック・バージョンで約13年ぶりに演奏された。SUGIZO加入後の『WORLD TOUR Live in TAIPEI』では彼のバイオリンもフィーチャーされています。
2001年12月1日に出生した敬宮愛子内親王への生誕曲として、YOSHIKIがオーケストラ・バージョンを記念曲として贈りました。出生日はシングル発売からちょうど10年後でした。
globeがリミックス・アルバム『global trance 2』でカバーしています。
カップリングの「Silent Jealousy (Live Version)」は1991年の盛岡公演より。
YOSHIKIの最後の英語の朗読が『ART OF LIFE』と繋がっているのですよね。僕はX、X JAPANのバラードでは、これが一番好きです。『Jealousy』を聴きこんだからかもしれません。
YOSHIKIがSNSを持って色々、呟くことって個人的にはあまり好ましく思いません。確かにX(X JAPAN)で世間に与えたインパクトは強かったです。結局の所、彼に求めるのは、再結成したはずのX JAPANの落としどころをどうするのか?が世間一般の関心だと思うんです。盗作問題や、負傷してパフォーマンスができないとかで、注目を集めるのではなく、そもそも、年齢、性別Xだったんだし、もっとミステリアスな存在でいて欲しかったのですが⋯。