https://youtu.be/I86POX9_4hI
1988年9月21日にBMGビクターからデビューシングルとして発売されました。
デビューアルバム『B'z』と同時リリースされました。B'zのシングルでは唯一、アナログ盤 (レコード)も発売されました。 当時、2曲目は「2nd beat」という言い方はされず、普通にカップリングと言いました。2nd beatと言う呼称は4thシングル『BE THERE』から使われることになります。当時はほとんど無名だったこともあり、オリコン集計でもカウントされないほど売れませんでした。 2人の英語クレジットは、3rdミニ・アルバム『MARS』まで松本孝弘さんが"TAKAHIRO MATSUMOTO ON GUITAR"、稲葉浩志さんが"KOHSHI INABA ON VOCAL"でした。後に担当パート表記のみが小文字になりますが、パート表記の頭文字は大文字。 表ジャケットの上半分の写真は、デビューアルバム『B'z』からの流用。裏ジャケットの写真はアルバムの裏ジャケットとは異なり、アルバムの歌詞カードの裏面にあたる部分の写真を流用したもの。
軽くダンサブルなデジタルビートが主体で、ギターとボーカル以外がすべて打ち込みで出来上がっています。 松本さんのギターはかなり奥の方で聞こえ、後の作品と比べかなりおとなしいミックスになっています。また、稲葉さんの声がかなり硬く軽いです。 後に世界有数の連続シャウトで聴く者の度肝を抜くことは、この時点では、まだ、想像できませんね。まだまだ、この時点では手探り感が大きいです。これじゃ、売れないなというダサさもあります。急に『BAD COMMUNICATION』あたりで垢抜けて、突き抜けた感じがしました。まだユニットという言葉も浸透していなかったですね。
TM NETWORK、浜田麻里さんのバックギターがボーカリストを迎えてデビューするという情報自体は入ってきたけど、「ふーん。」くらいの感覚で流したと記憶してます。TMのサポートギタリストとして注目し始めたのも僕は遅くて、『CAROL』ツアーの映像ですね。TM NETWORKの曲も後から聴いて、『あ、これ松本孝弘さんだ』と認識しました。
PV撮影はジャケット撮影と同時に行われ、ジャケットに使用された白いマネキンや本作と1stアルバム『B'z』のジャケットで着ている衣装で映るシーンもあります。また、一部シーンは千葉県の九十九里浜で撮影され、台風接近の悪天候の中で行われました。 2020年に行われた無観客配信ライブ『B'z SHOWCASE 2020 -5 ERAS 8820-』のDay1でオープニングナンバーを飾りました。
僕はアイドル歌謡意外のいわゆるアーティスト系への入り口がTMだったのですが、リニューアルしてTMNに変わった頃にB'zに乗り換えてしまったなと今考えると思います。ブレイクした頃は、TM NETWORKの影響でユニットという言葉やデジタルサウンドも浸透し、バンドの花形であるボーカリストとギタリストを抽出した感じが斬新に感じました。あまりにB'zのイメージが強烈過ぎるからか、以降にデビューする男性二人組ロックユニットというのは大ブレイクに至りませんね。
『だからその手を離して』の映像は、『JUST ANOTHER LIFE』のものが好きですね。アレンジが好きです。バージョン違いの音源は、DA・KA・RA・SO・NO・TE・O・HA・NA・SHI・TE -OFF THE LOCK STYLE- 全英詞バージョン。デジタルダンスビート色がさらに強調され、演奏時間は7分を超える。ミニアルバム『BAD COMMUNICATION』と非公認アルバム『Flash Back -B'z Early Special Titles-』に収録。 だからその手を離して -Mixture Style- 再録バージョンは、原曲とは異なりハードロック調となっています。27thシングル『今夜月の見える丘に』とマスト・アルバム『B'z The "Mixture"』に収録。
また、『B'z The "Mixture"』的な再録ベストって出してほしいな。昔風打ち込みサウンドが今のB'zだとどう変わるのか興味があります。
しかし、34年も経ったのですね。いまだにトップランナーなのが凄いです。