38枚目のシングル、1999年1月21日発売。オリコン週間29位。

 1999年12月1日発売のスタジオ・アルバムwill』からの先行シングルとして1999年1月21日発売この楽曲は日本テレビよみうりテレビ系連続テレビドラマボーダー 犯罪心理捜査ファイル』のオープニングテーマ曲に起用されています。この連続テレビドラマは明菜さんが主演を務めており、本人主演の連続テレビドラマのテーマ曲としては『冷たい月』の主題歌「帰省 〜Never Forget〜」に続いて2作目。タイトルの「オフェリア」とは、ウィリアム・シェイクスピア作の悲劇ハムレット』の登場人物オフィーリア(オフェリアとも)のこと。明菜さんは本曲について「歌詞は、オフェリアの悲しみを言葉にしていますけど、私は、痛みや悲しみを持つ人間すべてに歌っている。」と語っています。本曲に収録されている間奏の台詞は、明菜さんがこの楽曲のデモテープを聴きながら、音と合わせて書いたもの。この台詞は、ライブなどで披露することのないCD限定という意向。

 『オフェリア』や帰省 〜Never Forget〜」は、ドラマ主題歌、しかも本人出演ということで、もう少し売れるかと思ってたんですが、まあ、小泉今日子さんの『あなたに会えてよかった』とか松田聖子さんの『あなたに逢いたくて〜Missing You〜』みたいに万人受けする曲ではなかったですよね。80年代は歌番組が多く、目まぐるしく衣装を楽曲のイメージで変えてビジュアルで魅せてましたが、90年代は、より、音に拘ったのだと思います。身辺のゴタゴタのイメージを引きずって、結構、この頃はワイドショーとかでも、トラブルメーカーみたいな扱いを受けていたように思います。聖子さんのようにスキャンダルも芸の肥やしにするようなメンタルを持ち合わせていなかった。しかし、この時期は、80年代とは異なる名曲が多いです。表現力は凄いけど、トラブルとリンクしてしまった感がありますが、この時期の曲、もう一度評価される日が来ると良いなと思います。


 

  

 



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