https://youtu.be/hMi-GQETBDQ


 1982年3月21日発売のファースト・アルバム『MORAL』に収録されています。作詞は深沢和明さん、作曲・編曲は布袋寅泰さん。 BOØWY結成直後に「IMAGE DOWN」に次いで制作された曲であり、ニューヨークにおける女性との禁断の恋を歌った内容となっています。『MORAL』収録曲の中では最もポップでメロディアスな曲調となっています。オリジナル版は高橋まことさんの加入以前にレコーディングが行われたため、ドラムスは木村マモルさんが担当しています。 ほぼ全てのライブで演奏されており、最終公演の最終日となった『“LAST GIGS”』(1988年)の4月5日公演では2回演奏され、2回目は最後の曲であったためBOØWYとして最後にライブ演奏された曲となりました。後に氷室京介さんおよび布袋さん、高橋さんはソロライブにおいて同曲を演奏しています。

 最初に制作された段階では「NEWYORK NEWYORK」というタイトルだった。当初は氷室さんが作詞をする予定だったのですが、メロディに合う歌詞が書けなかった為、当時メンバーであった深沢和明さんが代わりに作詞しました。歌詞は1980年に起きたジョン・レノンの射殺事件に触発されて制作され、『MORAL』収録のオリジナルバージョンでは間奏部分に、ジョンの死を告げる当時の英語でのラジオ放送の音声が入っています。 

 本作はBOØWY研究者の間でゲイの娼婦(男娼)の歌という解釈があります。男性用フレグランスは大抵コロンまたはトワレであり、歌詞のコロンについてはTHE YELLOW MONKEYの吉井和哉さんが指摘しています。吉井さんはコロンを「叩く」仕草に着目し、この歌詞表現には男性らしさがあるのでニューヨークのゲイの歌ではあるまいかと推察しました。さらに、著作家・樋口毅宏さんによると、つまりこの歌はエイズウィルス保持者との愛(性交渉)のフェーズにより「星になる」。樋口さんは1980年代のニューヨークがエイズの大流行であったことを論拠にしています。

 初の12インチシングルで「BAD FEELING」をリリースすることが決定した際に、カップリング曲をどの曲にするかで会議が行われ、当時の代表曲であったこの曲が「ファンへのプレゼント的な意味合い」と言う理由で選ばれ、伊豆キティスタジオにて再録音されました。

 最終公演となった「“LAST GIGS”」(1988年)では2回演奏されています。1回目は「この曲も今日が最後だと思うと少し悲しいけど、最高の、不朽の名曲を送ります!」と氷室さんがMCした後に17曲目として演奏され、2回目は「今度は、ひとりひとりで、必ずここで会おうぜ!」と氷室さんがMCした後に客電を付けた上で2度目のアンコールの最後の曲として演奏されました。これにより、BOØWYとして最後に演奏された曲となりました。

 『東日本大震災復興支援チャリティライブ KYOSUKE HIMURO GIG at TOKYO DOME "We Are Down But Never Give Up!!"』の時も最後にやってくれました。DAITAがかっこよかった。全然、布袋さんの音、BOØWYの音とは違ってましたが、充分すぎるほど楽しめました。あのライブはとにかく楽しめば良かったんです。

 

  



 

 

 

  

 







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