https://youtu.be/zd6LF4g-xjs


 1979年7月1日に発売。11作目のシングル。オリコン週間2位。ザ・ベストテン週間1位。

 作詞は奈良橋陽子さん(英語詞)・山川啓介さん(日本語詞)、作曲はタケカワユキヒデさん、編曲はミッキー吉野さん。映画版『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999) 』(東映)主題歌。またTVスペシャル版においても、オープニングテーマとして使用さましれた。B面の「テイキング・オフ!(TAKING OFF!)」も劇中において使用されています。 オリジナル・アルバムには収録されていません。ライブ・アルバム、ベスト・アルバムに収録。

 映画『銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)』のプロデューサーの一人だった高見義雄さんは、東映アニメーションが初めて手がける自主制作映画であり、TVアニメとはまったく別の新しい作品であるこの映画の主題歌をゴダイゴに依頼するべきかどうかを、実際にコンサートへ足を運び、子供から大人まで集まる彼らのライヴの熱気を肌で感じ取り、「主題歌はゴダイゴしかない」と確信したといいます。 作者の松本零士さんは、クラシック指向であることから、当初こそゴダイゴの主題歌に違和感を覚えていたものの、メーテルと鉄郎が別れるラストシーンにおいて、希望に満ちたこの主題歌が流れることによって、鉄郎は大丈夫だということを感じ、彼の未来を案ずることがなくなったといいます。そのようなことができる音楽家を「自分たちとは別世界にいるマジシャン」と評しました。また当初、ゴダイゴの主題歌をオーケストラと合わせられないかと考えていたといいます。

 作曲担当のタケカワさんは、それまでロックやポップを使ったアニメソングがなかったため、「ここでその常識を変えるんだ」とやる気満々だったといいます。「口に出さないのに、格好良いと思った曲は絶対に良い曲」と豪語し、最初のフレーズを作った時には、既に良い曲になると確信していました。またこのフレーズにおいて、音がどんどん高くなっていくところが、999号が宇宙へ飛び立つシーンを表現できていると話します。そして今でも、歌うと皆が喜んでくれるこの曲は、ただのヒット曲ではなく、皆の心の中に未だに銀河鉄道999は走り続けているのだと感じています。

 編曲担当のミッキーさんは、タケカワさんが一夜漬けで完成させたデモテープを聴き、当初スローテンポのバラードだった本作を、蒸気機関車が力強く走るようなアップテンポにしたといいます。


 ゴダイゴは、最初に英語詞を作り、曲を乗せ、日本語詞を作るやり方を行なっているため、ゴダイゴの数多の曲には日本語版と英語版が存在します(例外あり)。つまり、本稿の英語版の方がオリジナルになります。


 日本の高校野球では、応援歌として現在もよく演奏されています。

 その後も元号を越え、幾度にわたり再発売が為されています。A面曲の副題は「A JOURNEY TO THE STARS」。アニメ映画の歴史に残る名曲ですね。

英語詞の奈良橋陽子さんは、当時は学歴社会の傾向が強く、受験戦争に悩む子供達が多かった時代。 そんな子供達に向けて「日本だけでなく、世界に向かって生きていこう。」というメッセージを伝えようと「journey」に「旅立ち」のイメージを込めて楽曲に採用したそうです。

 最近では、EXILEのカバーで知ってる人も多いのでは。


 子供心に理想のタイプはメーテルだと思ってました。ミステリアスで美しいですね。後に『キャッツ♥アイ』の泪姉さんに心変わりしますが。


 松本零士さん、ご冥福をお祈りいたします。


 



 



 



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