1980年8月21日発売。オリコン週間4位。ザ・ベストテン週間3位。
ジャケットの題字は、百恵さん本人の自筆によるものです。 三浦友和さんとの結婚式の当日である11月19日には「一恵」がリリースされていますが、この曲が事実上のラストソングであり、百恵さんからファンへのメッセージソングとなっています。 6分を超える長いスロー・バラード曲(EPレコードながらA面が長時間録音により些細な傷でも音飛びが出やすいため、その種の注意書きがジャケット裏面に表記されています。摩耗した針での再生も避けたほうが望ましい)。また、「収録分数が長いため幾分レベルが低くなっています。お聴きになる時、ボリュームを上げてお聴き下さい。」と記載されています。 TBS『ザ・ベストテン』には、10位ランク時の9月25日に一度だけスタジオ出演しフルコーラスを歌いましたが、これが百恵さんにとって同番組最後の登場となりました。 10月5日に日本武道館で行われたファイナル・コンサートでは最後に歌われ、涙を流しながらの歌唱となりました。その後百恵さんは、マイクをステージに置いたまま舞台裏へと去っていきました。 その翌日、10月6日放映のフジテレビ『夜のヒットスタジオ』サヨナラ特番や、10月13日の日本テレビ『山口百恵スペシャル ザ・ラスト・ソング』(『NTV紅白歌のベストテン』特番、また現役歌手として最後のTV生出演)でも、共に番組の最後で同曲を披露しました。
この夜ヒットは後から観ましたが、後ろに錚々たる顔ぶれが並んでますね。この番組の名場面のひとつだったと思います。
僕は当時まだ5歳。記憶の片隅で残っていた程度。『横須賀ストーリー』なども、引退前にヒットメドレー等を歌う機会が多かったからか、レコードでの声ではなく、この声で記憶に残っていたんですよね。
これ、百恵さん、21歳の時なんですよね。なんという貫禄でしょう。メディアが細分化されすぎたため、もう世代を越えたこんなスターは現れないかもしれません。引き際が潔すぎてかっこよすぎです。あの日本武道館と夜のヒットスタジオは伝説のステージですね。