https://youtu.be/Oj9bvmzTR2A


 1991年9月11日発売。6作目のシングル。オリコン週間3位。

 3作目のアルバム『Jealousy』から最初のリカット・シングル。この年にXが初出場した『第42回NHK紅白歌合戦』でも演奏されました。

2007年の復活後に行われた『めざましテレビ』によるアンケートの得票数で1位を獲得したほか、ファンの得票数で収録曲が決まるベスト・アルバム『FAN'S SELECTION』の投票数で「」に次いで2位となったほどファンの間で人気の曲ですが、バンド名がX JAPANと改名された後は1993年12月30日(LIVE RETURNS)の東京ドーム公演での演奏を最後に長い間演奏されることがありませんでした。しかしながら、2008年3月28日に開催された『X JAPAN 攻撃再開 2008 I.V. 〜破滅に向かって〜』において15年ぶりに演奏され、これ以降は比較的頻繁に演奏されています。

 解散までこの曲がセットリストからはずされた理由は、YOSHIKI曰く「あまりにも演奏が辛いため」。また、『X JAPAN RETURNS』ではアルバム『Jealousy』のブックレットにもあったように、TOSHIが喉を壊した影響で高音部が発声できなくなっていたと言う理由もあります。

フィンランドのメタルバンド、ソナタ・アークティカが来日公演の際に、この曲の「触り部分」を演奏した事があります。また、オーストラリアのバンドLordが2007年にリリースしたアルバム『アセンデンス』の日本盤ボーナス・トラックに、ゲストボーカルに日本のバンドVigilanteの丹羽英彰さんを迎え、日本語でカヴァーしたものを収録しています。

 アルバム『Jealousy』の衝撃は大きかったです。この頃の曲が素晴らし過ぎてYOSHIKIのハードルが上がってしまってる気がする。ドラムも叩けるのかなあ。PVもかっこいいですね。演奏シーンだけでも無茶苦茶かっこいいです。バンド、X としての1番かっこいい部分が出てます。TOSHIのハイトーン、HIDE、PATAのツインギター、TAIJIのテクニカルなベース、YOSHIKIの高速ドラム。

YOSHIKIのヌードはあれですが…。世界観は素晴らしい。このアルバムのプロモーション(雑誌等)ではやたら脱いでました。キスシーンも話題になりました。

 ところでYOSHIKIは「ヘビメタ」って言う言葉、「話題にするのも嫌だ」と昔、言ってました。ジャンルを示す言葉じゃないからと。確かにそうかも。「ヘビメタ」というと固定観念が付いてしまいそう。

 1991年って夏以降は『Jealousy』ばかり聴いてました。『BLUE BLOOD』で既に分かっていたことですが、何でこんなに速いテンポにこんな美しいメロディが乗るのだろう。子供の頃、ピアノを習って(わされて)いたので、余計に憧れました。その延長でクラシックを聴くことも多く、オーケストラと共演した分厚い音は大好物でした。後、YOSHIKIの曲だけでなく、HIDEやTAIJIの曲も個性がでた佳曲揃いで。やっぱりこの2人は重要人物だったのですね。

 avexの松浦さんとの対談でアルバムは出来ていて、出すタイミングを待ってるたけと言っていましたが、それをやっていると、もう出ないのではないかなあ。hideやTAIJIのアレンジセンスが無いと、『Jealousy』のようなアルバムではなくて、世に出たとしても別物になるでしょうね。年齢も年齢だし、出たとしても、YOSHIKIのプロジェクト的な作品になってしまうのかなあ。heathまでもが亡くなってしまった今、もう出ないかもしれない。

 今の若者はスマホ楽曲の一部分しか聴かないので、テレビでJ-POPのイントロが無くなり、一番だけになってしまう時代が来るかもって言ってました。CDアルバムとして出す価値があるのかとYOSHIKIも言っていましたし、CD全盛で育ってきた者としては寂しい。味気無い。『Silent Jealousy 』なんて、サビはもちろん美しいですが、イントロの静から動へ変わるのがミソだと思ってます。B'zの『LOVE PHANTOM』等も。もっと言ったら小室さん作品なんかも。


 X 嫌いって言ってた人でも『Silent Jealousy』だけはかっこいいと思うと言ってたのを思い出しました。


 

  

 



NO MUSIC&SONG, NO LIFE - にほんブログ村