https://youtu.be/gOLWME2pQQ8


 1984年に公開された映画『フットルース』の挿入歌ボニー・タイラーの「ホールディング・アウト・フォー・ア・ヒーロー」の日本語カヴァー。タイラーの原曲シングルは、アイルランドで1位、英国で2位など、国によってはヒットしていますが、全米ビルボードシングルチャートでは最高34位にとどまり、米国ではさほどヒットはしませんでした。最近、某映画でボニー・タイラー版が使われていて改めて良い曲だなと思いました。

 1984年11月5日発売。オリコン週間19位。ザ・ベストテン週間19位。ロングヒットとなり18.1万枚のセールスを記録。

 TBS土曜21時台大映ドラマスクール☆ウォーズ』の主題歌として使用され、ドラマと共にヒットしました。ドラマのオープニングでは「ヒーロー」と表記されています。

映画そのもの以上に曲に魅せられた大映テレビのプロデューサー春日千春さんが主題歌を選ぶ時に「これしか無い」と確信して決めました

前奏部分の芥川隆行さんによるナレーションに合わせて伏見工業高校ラグビー部(ドラマでの川浜高校のモデル)が入場するシーンが登場し、次いで学校内をバイクが走り、窓ガラスが次々と破られ、昇降口で生徒が喝上げされる映像が特徴的。又、「ONE FOR ALL」と「YOU NEED A HERO」の欧文フッターも表示されました。

のちのテレビ番組などでラグビーの話題の際のBGMとして定番曲となりました。

 訳詞ではありますが、サビの半分以上は英語のままであり、最後のサビの繰り返し部分では日本語が全くありません。

 葛城ユキさんの方も良いですが、広く知られているのはこちらでしょうか。葛城ユキさんの方が原曲に近いのでしょうか。近年もよくテレビで歌われていますが、あの声量は健在でますます磨きがかかり、更に豊かになりましたね。聴いてると気持ちが奮い立ちますね。チャートよりもはるかにインパクトを持った曲ですね。

 ドラマの有名なシーンとして、第8話で初戦に大敗後、山下真司さん演じる賢治が涙にくれながら檄を飛ばして部員たちを殴っていくシーンがあります。このシーンは後年の名場面集でも頻繁に取り上げられるほか、ザブングルのギャグの元ネタとしても幅広く知られている一方、「今では体罰と見なされ、テレビ局のコンプライアンス的にアウト。地上波では放送出来ない。」といった声もあります。大映ドラマを代表する名シーンですが、今はアウトかな。しかし、こっ恥ずかしくなるほど熱い…。


 







NO MUSIC&SONG, NO LIFE - にほんブログ村