https://youtu.be/F-Oax86SCuo


 1990年1月24日発売。3枚目のシングル。作詞は桜井敦司さん、作曲は今井寿さんが担当し、BUCK-TICKによるセルフ・プロデュースとなっています。

4枚目のアルバム『TABOO』(1989年)リリース後のコンサートツアー中にメンバーである今井寿さん麻薬取締法違反により逮捕され、半年間の活動休止に至った後の活動再開第1弾作品。リリース間近に迫っていた同名アルバム悪の華』からの先行シングルであり、映画『気狂いピエロ』(1965年)の世界観を表現した歌詞が特徴となっています。

本作はオリコンチャートにて初登場1位を獲得し、シングルとしてはバンド初であり唯一の1位獲得作品となりました。また、売り上げ枚数は22.1万枚となりシングルとしてはバンド史上最高の売り上げ枚数となりました。

 本作は作詞を手掛けた櫻井敦司さんが映画『気狂いピエロ』(1965年)を視聴し、主人公の境遇が自身の体験と重なり合う部分があると感じたことから、シャルル・ボードレールの詩集『悪の華』(1855年)から引用する形でタイトルが決定されました。歌詞は同映画を見た櫻井さんが感じたことを自身の言葉で書いたものであり、聴いた人にも主人公になりきって欲しいと櫻井は述べています。櫻井さんは本作を映画の主題歌のような作品を目指して制作しており、それまでは1本の映画からの影響のみで作詞を手掛けたことはなく本作が初めてであったとも述べています。櫻井さんは制作において絶望的なイメージを追求することが本望であると述べ、映画『ルートヴィヒ』(1972年)を視聴した影響から、人からも自分自身にとっても自分は謎な存在でありたいと思うようになったとも述べています。

 BUCK-TICKの登場は衝撃的ではありましたが、今井寿さんの件があって、正直もう活動停止、解散に追い込まれるかもと思ってました。そして、戻って第一段のタイトルが『悪の華』とは。攻めてるな、ロックだなと思いました。しかし、この頃は、バンドが今現在も、同じメンバーで大きなブランクも無く続くとは想像を超えていました。この頃はまだ、櫻井さんの歌唱力も、バンドの演奏も未熟さがありますね。しかし、ロックは上手い必要もあまり無いようにも思います。今や櫻井さんの歌唱もバンドも円熟味を増し、唯一無二になってますね。殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits』あたりから急速に音がぶっとくなったように思いました。

 

 

 

 




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