1986年9月29日発売。4枚目のシングル

 5枚目のアルバム『BEAT EMOTION』(1986年)からの先行シングルとなりました。軽快なビートのBOØWYサウンドを代表する曲であり、解散までの全てのライブにおいて演奏され同バンドの代表曲となりました。

オリコンチャートでは最高位7位となり、BOØWYとしては初のトップ10入りを果たしました。後に氷室さんによってセルフカバーされました。

 『音楽誌が書かないJポップ批評18 BOØWYと「日本のロック」』では、「軽快なビートにキレのあるボーカルがドラマティックに絡み、BOØWYサウンドのひとつの頂点を極めた曲」であると記載されています

当初は「BABY BLUE」および「TRUE BLUE」というタイトルが候補となっていましたが、ありきたりなタイトルであるという理由で「B・BLUE」に変更となりました。また、同時期にアメリカ合衆国の女性歌手であるマドンナが同名のシングル「トゥルー・ブルー」をリリースした事も変更の要因となりました。

 BOØWYとしては初のヒットを記録したシングルであり、発売当時にはTBS系音楽番組ザ・ベストテン』(1978年 - 1989年)にもランクインしましたが、司会者の思惑通りになってしまう事や待ち時間の長さを危惧したために出演拒否を続ける事になりました。一方で1986年11月5日放送のフジテレビ系音楽番組『夜のヒットスタジオDELUXE』(1985年 - 1989年)には同曲で出演し、ギタリストの布袋寅泰さんが当時妻であった山下久美子さんとの夫婦喧嘩で手を骨折してしまったエピソードを語っています。

 僕は、幼い頃、アイドル歌手、歌謡曲とは全く違うものをテレビで観たという意味では、BOØWYが初めてのロックだったかもしれません。BOØWYのBEAT EMOTION』、氷室京介さんのFLOWERS for ALGERNON』、布袋寅泰さんのGUITARHYTHM』は、一定の世代の日本のロックの教科書みたいなアルバムだと思います。


 

 

 




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