1986年1月22日発売。4枚目のシングル週間オリコンチャートで初の1位を獲得し、シングル売上も44.5万枚を記録。現時点で美里さんのシングルとしては最大の売上となっており、代表曲としても親しまれています。

 TBSテレビドラマセーラー服通り』の主題歌で1986年(昭和61年)2月27日放送の『ザ・ベストテン』で5位にランクイン、このときが渡辺美里さんにとって生放送初出演となります。28回日本レコード大賞で「金賞」を受賞し、作曲者の小室哲哉さんが授賞式に出たところへ渡辺美里さんがお祝いに駆けつけたこともありました作曲を手がけた小室哲哉さんは、当時TM NETWORKとして既にデビューしていたとはいえまだ無名に近く、この曲で作曲者として(大衆に)認められたいという強い信念があり、曲が完成すると美里さんの待つスタジオに自ら足を運んで、ピアノ演奏でメロディーを伝えたそうです。同曲の特徴ともいえる転調は、曲の途中で三度も上がるという、それまでの邦楽には珍しいもので、洋楽、特にモータウン系のコード進行に近いといわれます。そのメロディーを聴いた美里さんは「体中に電気が走るほど『凄い!』と思った」 といい、レコーディングエンジニアの伊東俊郎さんも思わず「この曲いいね!」とトークバックしたという逸話が残っている。小室さんはこの曲がコンペで選ばれた事を電話口で聞いた時の感覚は、今でも忘れられないと語っています。小室さん自身も、この曲がヒットしたことで後に「ああいう曲でちゃんと歌っていけばいいんだって、ヒット曲作りのコツや方向性みたいなものが見えた」「この後10年ほど"『My Revolution』みたいな曲を"という依頼が続いたため、『僕はこれだけじゃない』と思いながらひたすら書き続けた」と語っています。「Self Control」「Get Wild」でのブレイク以後も、『My Revolution』の年間5位、44万という数字には遠く及びませんでした。

1991年に売上を意識して作った『Love Train』で53万枚を売り上げて、唯一『My Revolution』を越えました。小室さん、結構、『My Revolution』を意識して、苦悩していたのかもしれませんね。そういえば、TM NETWORK、TMN通じて、メガヒットが無いのが不思議ですね。知名度の割に。

 改めて『My Revolution』や『Get Wild』聴いていると、子供の頃から小室さんから受けてきた影響って大きいなと思います。


 何だか、頑張れば夢は叶うよという時代の空気を感じますね。