https://youtu.be/fi25Q-PtVdk


 1994年3月24日発売。カバーアルバム『歌姫』(オリコン週間5位)収録曲。

 『歌姫』は、明菜さんにとって初のカバー・アルバム作品となりました。このアルバムは1994年3月24日にCD とCT の2形態で同時発売されました。本作のエグゼクティブ・プロデュースとプロデュースは、スタジオ・アルバムUNBALANCE+BALANCE』に続き飯田久彦さん川原伸司さん、明菜さんが務めました。このアルバムのキャッチ・フレーズは「好きな歌だけ歌っていたい…」。本作のために、数百曲の候補から8か月かけて9曲に絞り込み、1960年代から1970年代の楽曲を中心に選曲されました千住明さん率いる総勢50名からなるフル・オーケストラでの同時録音で収録され、ストリングス・アレンジが起用された。このアルバムのディスクジャケットのデザインでは駄菓子を取り入れました。この理由について明菜さんは、穏やかで、幼少の頃を思い起させる気持ちを表現するためと説明しています。また、このジャケットに書かれた"歌姫"の題字は、井上陽水さんが手掛けました。『歌姫』の名付け親って井上陽水さんらしいですね。


 『私は風』のオリジナルは、1978年にカルメン・マキ&OZが発表した楽曲。ミュージック・マガジン』のインタビューで中森明菜さんは、「私は風」については、カルメン・マキの印象よりも、明菜さんの姉の長女が、ピアノを弾きながら毎日のように歌っていた歌い方のイメージを強く持っていると明かしました。だから、こんなに原曲と違うアレンジに染め上げることができたのかもしれませんね。

 『歌姫』シリーズでは、僕は1作目、2作目が好きですね。

 80年代、オリジナルのヒットをたくさん観てきた者としては、正直、カバーよりもオリジナルに力を入れてほしかったのですが、ご本人が歌番組で『こうでもしないと聴いてくれないでしょ』って言われてたのを記憶してます。きっと明菜さん、歌番組に出て表現できた80年代でやりきった感があったのかもしれない。90年代以降のアルバムは『歌姫』含め、どれもプロデューサー的にかなり音にこだわっているように思います。カバーも表現方法のひとつだったのかもしれないですね。でもカバーアルバムって基本的に好きじゃないな。基本、原曲が偉大だからカバーするわけですから。越えるのは至難の技だと思います。







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