https://youtu.be/1ppzghvsAjM
1993年8月5日発売。ソロ1枚目のシングル。オリコン週間3位。
「50%&50%」と同時リリース。
「50%&50%」と対になっており、本作は緑色。対になっているのには秘密があり、目のイラストを繋げるように2枚のジャケットを置き、寄り目にして2つのジャケットを重ね合わせると、目の錯覚で瓶の中にいるhideが浮かび上がる仕掛けになっています。
また、隠しトラックが収録されており、92トラック目に「EYES LOVE YOU (JUNK VERSION)」を収録。
「きちんと楽曲が出来上がってから、ソロデビュー宣言をする」という思いから、「ラフォーレ原宿でソロデビューを発表して、その後原宿の歩行者天国で『OBLAAT』を披露する」というソロデビューイベントが企画され、当日でも入念に準備されていましたが、雨天のため中止となりました。
2013年、hideソロ活動20周年を記念した「hide TRIBUTE SPIRITS」シリーズの中では、「TRIBUTE III」でA(エース)、「TRIBUTE IV」にて松永貴志さん、「TRIBUTE VII」では作詞を担当した森雪之丞さんとBUCK-TICKの今井寿さんがそれぞれカバー。
hideが自宅で打ち込んできたリズムパターンをベーシックに制作が進められました。
楽曲のアイディアが浮かんでも、打ち込んでいる時にアイディアが消えてしまうため、制作が進まないことに苛立ちを覚えたhideは本作を最後にhideが打ち込みに着手することはなくなりました。
最初は、なかなかX JAPANのレコーディングが進行せず、しびれを切らしてソロ活動を始めたのかな。
アルバムを制作するにあたって、一部の歌詞を森雪之丞さんに頼んだのは、「『テーマは固まっていたが、この詞は書けない』と思った。外注にためらいはなかった」という思いでオファーを出しました。その後「今の俺では書けないことを書いてくれた」と賞賛しました。
シングルバージョンはドラムやベースは打ち込みでしたが、アルバムでは、テリー・ボジオとT.M.スティーヴンス主導で再レコーディングが行われました。シングルバージョンではグルーヴが合わなかったアコースティック・ギターとリズムギターを新規テイクに差し替えています。
コンピュータに強い興味を示しており、90年代前半には、すでにライブでパソコンを使ったギミックを披露していました。かねてよりゲームやパソコン通信に高い関心を持っており、出演した深夜番組にてその将来性を力説していました。スーパーファミコンソフト『スターフォックス』にはまっていて「EYES LOVE YOU」のミュージック・ビデオは、そこから得たアイディアを取り入れています。
当時、僕はギタリストが歌うことに抵抗を覚えていました。だから、布袋寅泰さんが歌うこともあまり…でしたが、hideのソロデビュー以降、その感覚が無くなったのが不思議。