https://youtu.be/ZQ51WJybK2k


 hideのソロ9枚目、hide with Spread Beaver名義では2枚目となるシングル。1998年5月13日発売。オリコン2週連続1位。

 オリコン日本レコード協会の集計共に100万枚を超えるヒットとなり、hideとしては、自身初、かつ唯一のミリオンセラーシングル。

 hideの生前のアイデアで、初回盤のジャケットにはチョコレートと包み紙が分離するようになっており、中に蜘蛛のイラストが隠れています。前作「ROCKET DIVE」同様初回特典として「怪人カード」の第2弾が封入されました。

 hideは前作である「ROCKET DIVE」から今回の「ピンク スパイダー」次回作の「ever free」に渡るまでの一連の楽曲を3部作の繋がった楽曲として制作しており、「ROCKET DIVE」には「若いうちは失敗を恐れずにどんどん世界へ飛び出して行こう」というメッセージが込められており、「ピンク スパイダー」には「でも飛び出した世の中はそんなに甘くはない」という「失敗と挫折」を歌った曲であり、「ever free」には「それでも人生は何度だってやり直せる、可能性を信じて生きて行こう」というメッセージが込められた楽曲であると生前語っていました。

 

  • 間奏の女性の台詞は、歌詞カードには「HIDE FUJIKO」と表記されています。当初は、声優の増山江威子さんに、彼女が声を当てている、アニメ『ルパン三世』の峰不二子の声で頼む予定だったのですが、ロサンゼルスでレコーディングしていたため来てもらうことができず、hideがオネエ言葉で喋ったものを女性の声に加工したもので、そのためにこのような名前になっています。その後、このシングルのスポットCMのナレーションに増山本人を起用したことによって、ようやく本物の峰不二子とのコラボレーションが実現できました。

  • 歌詞の内容が自殺を連想させるとして、hideの死に関連付けられワイドショーなどでも取り上げられました。しかし、hideの生前のインタビューではむしろ前向きなメッセージが込められていると話していました。何でも悪い方へ結びつけたがる人っているものです。自殺ではないですよ。X JAPAN解散後、一番ポジティブにソロ活動始めたのはhideだったし、数年後の再結成を一番望んでいたのはhideだったとよく聞きます。そりゃ、人間だから、バンドが解散して、不安もあったでしょうけど。慢性的な首や方の凝りがあったって聞いたことがあります。泥酔していて、首を引っ張り上げようとした時に誤って、事故が起こってしまったのかなあと思います。後年、僕も自律神経を患い、首、肩のマッサージにそういう治療法があることを知ったので、余計、その線だったのだろうと思いました。
  •  死の数時間前収録の番組を観ていても、凄く意欲的にSpread Beaverのメンバーと活動していこうと語ってましたから。
 『ピンク スパイダー』も、音も映像も凄く新しいというか、最近、発表されたものと言われても疑わないものですね。

 しかし、hideが亡くなった時は本当に悲しかった。ミュージシャンが亡くなってこんなに辛かったのは初めてでした。

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