https://youtu.be/ivekU6XbZwA
1984年11月14日発売。10枚目のシングル。
TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』では、1984年12月13日の放送で最高順位1位を記録しました。オリコン週間シングルチャートでは、1984年11月26日付で初登場・最高順位ともに1位を記録しました。また、1985年度のオリコン年間シングルチャートでは、6位を記録し、62万枚を上回る売り上げとなりました。「飾りじゃないのよ涙は」は、明菜さんのシングル楽曲では、1位の「セカンド・ラブ」、2位の「ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕」に次いで、3位の売上枚数を記録しています。
続いてこの楽曲を手掛けた井上陽水さんが、1984年12月21日にセルフカバー・アルバム『9.5カラット』の収録曲として発表しました。
井上陽水さんが、中森明菜さんのボーカルに興味を持ち、楽曲を作り、自らレコード会社に連絡を取って、プレゼンテーションした曲だそうです。
1983年、松田聖子さんは、「瞳はダイヤモンド」で「涙はダイヤモンド」と歌っています。それに対し、1年後の1984年にリリースされたこの曲では「真珠じゃないのよ涙は」「ダイヤと違うの涙は」というフレーズが入れ込まれています。井上陽水さんの軽いお遊びだったのかもしれないですが、確実に意識しているというか、アンチテーゼ、対立の構図としてやったんじゃないかと思います。
ただ、明菜さん自身は聖子さんのレコードほとんど持っているほどファンだそうでライバルだなんてとんでもないと言ってますね。(テレビ等でも尊敬する先輩だと不仲を否定)。聖子VS明菜(ライバル、不仲、ゴシップ)にしたら、週刊誌も売れたのでしょうね。
これは、子どもの頃、歌番組を観て、初めて歌謡曲というものに興味を持った重要な曲です。井上陽水さんの『9.5カラット』に出会うのは必然だったのかもしれないです。
中森明菜さんも山口百恵さんと同じような時期に大きく歌唱力が飛躍したなと思う時期がありました。この映像は国宝物じゃないでしょうか。実際の発売からわずか3年後くらい。テレビ、歌番組が楽しかった時代。