https://youtu.be/IxN5s8YipbI
TBS系ドラマ『セカンド・チャンス』主題歌。オリコンシングルチャートでは登場8週目で週間1位を獲得。このシングルが岡本真夜さんにとって唯一の同チャート1位獲得曲となっています。
地元の1つ上のバイト仲間から恋愛などの悩みを相談され、慰めるために書かれた曲で、元々はミディアムバラードとして制作されました。大手美容企業のCM曲として1994年9月に発売されることが決まりかけたが、CMタイアップの話が流れてしまい発売未定となってしまいました。
その後ドラマ『セカンド・チャンス』のプロデューサーである伊藤一尋さんがこの曲を気に入り、ドラマ主題歌に採用されることになりましたが「アップテンポにしてくれ」と言われ作り直されました。
1995年1月17日の兵庫県南部地震(cf. 阪神・淡路大震災)の後、多くの人々が曲から「勇気をもらった」「元気づけられた」という声を貰ったそうです。オリコンによる累計売上は、177.3万枚で、出荷枚数は200万枚を突破する売上を記録しました。シングル・アルバム含め自身最大のセールスにもなりました。
岡本さんはこの曲で『第46回NHK紅白歌合戦』に初出場して、テレビデビューを果たしました。
1996年には第68回選抜高等学校野球大会入場行進曲に選ばれました。2003年には、日本映画『ベースボールキッズ』の挿入歌として使用されました。
2005年の『第56回NHK紅白歌合戦』出場者選考アンケート「スキウタ」でも紅組69位にランクインしました。
ZARDの『負けないで』と並ぶ人生の応援歌として聴き継がれるスタンダードナンバーとなりましたが、ご本人は曲が独り歩きして、人前に出ることが苦手にも関わらず、メディアに出ないと仕方ない状況になってしまったようです。バラードが得意なのにアップテンポになってしまったことも。多くの人を励ました楽曲でも、歌っている本人に葛藤が生まれることも珍しくないのですね。岡本真夜さん、たくさん良い曲あります。