https://youtu.be/-fvT_mj_YMw
ゲストボーカルに、ZeebraとACOが参加。表ジャケットにDragon Ash featuring Aco, Zeebraと表記。ランキング番組等も"Dragon Ash featuring Aco, Zeebra"として紹介。
発売週のオリコンシングルチャートで、前作を上回る初登場3位を記録。この時は、L'Arc〜en〜Cielの「HEAVEN'S DRIVE」と宇多田ヒカルさんの「First Love」に阻まれましたが、翌週に、その2作の週間売上を上回り(L'Arc〜en〜Cielは3週目)、バンド初のオリコンチャート1位を獲得。同週「Let yourself go, Let myself go」が7位(最高位は4位)、「I LOVE HIP HOP」は4位にチャートイン。最終的には90万枚を売上、現在同バンド最大のヒット曲となります。ヒップホップの作品、ミクスチャー・バンドのシングルとしても共に初のオリコン1位獲得作品となりました。
Dragon Ash側から仲間などに感謝する曲を作りたいと提示があり制作されました。参加したZeebraが制作当時、(後に妻となる)中林美和さんを成人式の会場に車で送迎した時に、地元の昔の友達と再会して楽しんでいるのを見て感化され、リリックを書きました。ラップやDJをしていなくてもヒップホップが好きな人に共感できる様な内容を心掛けたそうです。
トラックは、1993年に発売されたスマッシング・パンプキンズの「Today」のギターフレーズをサンプリングしています。
2002年にZeebraの所属するキングギドラ(当時)の発表したアルバム「最終兵器」の収録曲「公開処刑」の中でZeebraが降谷さんを名指しで批判し、対立を表面化させました。2000年7月リリースのDragon Ashの楽曲「Summer Tribe」がkjのラップの声、ライミング(押韻)、PVでのステージングの全てが、モノマネレベルでZeebraに酷似していたためでした。本場・米国のヒップホップ界では、流儀として発展してきた経緯があります。BEEF(ビーフ)と呼ばれるこの文化に則れば、kjが「公開処刑」に対する、何らかのアンサーソングを発表して、謝罪なり反論なりを行うものなのですが、kjにその意思はなく、その代わりに、「Zeebraの『公開処刑』を受け止めて生きていく」と表明しています。精神的なダメージを受けることとなる。その後これはヒップホップだから許されるとインタビューで語っており、買う人がいるということは評価されているということを認めている。ただ、自分は人と競い合ったり傷つけるために音楽をやっている訳ではないと述べています。Zeebraも現在は、「わだかまりはない」と言っているようですが、ちょっとDragon Ashの音楽の方向性に影響があったようなので、残念ではあります。この曲も古びてないですね。90年代は贅沢な音楽シーンだったと思う今日、この頃。