https://youtu.be/9Dhzlh3fP68
1990年4月21日にリリースした4枚目のシングル。
1990年公開の角川映画『天と地と』のイメージソングとしてリリースされ、オリコン最高4位を記録しました。同年6月1日に発表されたサウンド・トラック『天と地と』にも収録されました(「Movie Mix」は未収録)。
1989年12月に完成。
歌詞のテーマは「恋愛が報われなかったり、夢を果たせなかったり、戦争で勝負がつかなかったり、戦国時代にも現代にも天と地はある。それはあの時代を生きた者にとっての、戦国時代に無かったもので溢れている現代が全く別世界じゃないという救いかもしれない。時を超えて輪廻で今の時代に生まれてきても、この時代に天と地があればそこで1つ救われる、救われて欲しい」という小室さんなりの「天と地と」の総括としての意味を込めました。
ファンに伝わりやすいように、構成はラブソングの形式を引用。
本作の共同作業者であった浅倉大介さんは歌詞に関して、「彼ってすごくストーリー・テラーのうまい詩人なんだなって実感したのが、この曲です」と語っています。
C/Wの「Movie Mix」は大サビの英詩部分がカットされたバージョン。
イメージソングであり、主題歌ではないそうです。
この映画のサウンドトラックはスケールが大きいですね。小室は正式に依頼を受けた際、新しい大作志向映画向けの音楽の制作手法として「典型的な生のオーケストラによるクラシック」に対抗、「全てをシンセサイザーで作る」と決めました。小室さん・日向大介さんの間で「全ての音を鳴りも含めシンクラヴィアで録音・再現する」という意向の元で大宮ソニックシティを借り切りレコーディングされました。楽器の響きをより厚く再現、且つ和楽器では出せない迫力を演出。その音源を映像と合わせるため、敢えて西洋楽器の生音をサンプリング。残響音の付け方を編集して、琴の音色に近づける等の工夫を凝らした。フルオーケストラに聞こえる音も、録った生音を一つひとつ最低25回はキーボードの手弾きで重ねて厚みを再現、そのトラック数は200を越えた。後に小室さんは「オーケストラでやった方が何十倍も楽だったね」と語っています。このサントラ手放してしまい、後悔してます。小室さん、映画音楽もやってほしいな。坂本龍一さんに匹敵する才能あると思うんですが。