https://youtu.be/YIaghOy-HJU
1996年7月10日発売。10作目のシングル。オリコン週間3位。
前作「JAM」がロングヒットし、勢いに乗っている中でのリリースとなりました。初のトップ3入りを果たし、累計55万枚を売り上げました。シングルでは、13thシングル「BURN」、前作「JAM」に次いで自身3番目の売り上げを記録。
日本コロムビアから発売された最後のシングル。後にTHE YELLOW MONKEYはファンハウス(現・アリオラジャパン)への移籍を発表。そのため「JAM」同様、権利面の関係もあり次作アルバム『SICKS』には未収録となりました。その後、バンド解散後の2004年に発売された公式ベスト・アルバム『MOTHER OF ALL THE BEST』に初収録されました。
前作をリリースした後、「次はアッパーな曲を作るから」という口約束をディレクターと交わして作られた曲。吉井さんは「きっちりとヒットシングルを作るんだという思いがあった」と語っています。ディレクターに曲を渡す際、リリース候補として次シングルの「楽園」も聴かせましたが、「SPARK」のほうがキャッチーだという理由で選ばれました。本楽曲の歌詞に関して、吉井和哉さんは「セックスを違う表現でと、最初から意図して作った」と語っています。また、「(移籍する)コロムビアっていうか、過去への決別の意味も歌詞に含まれている」と語っています。
女性アイドルグループBiSHの楽曲「スパーク」は、THE YELLOW MONKEYの「SPARK」の歌詞に似せたフレーズがあることをBiSHのプロデューサーで作詞者である渡辺淳之介さん(JxSxK)が語っています。また、BiSH「スパーク」の作曲者松隈ケンタさんはBiSHの姉妹グループBiSにおいて「プライマル。」のカバーを編曲しました。BiSHのラストシングルは吉井和哉さん作曲だそうですね。やはり、リスペクトの意味で吉井和哉さんに依頼したのかな。
PVは、デヴィッド・ボウイや彼をリスペクトするTHE YELLOW MONKEYが思い入れを持っている作品『時計じかけのオレンジ』が関係します。バンドメンバーと高橋栄樹監督の打ち合わせではしきりにUFOの話をしていました。PVに出て来るUFOは、当初プラモデルを用意していましたが、もっとイメージに合うものにするため東急ハンズで材料を調達して製作しました。メンバー4人全員が上半身に白、下半身に黒を基調とした衣装をまとい、吉井さんは白いジャケットの下にユニークなプリントのシャツを着ています。
イエモンって洋楽の影響もあると思いますが、どこか、70年代の歌謡曲のような香りもしますね。沢田研二さんとか。『SPARK』は、当時、カラオケで歌っている人が多かったです。