1989年4月15日発売。19枚目のシングル。オリコン週間3位。
10枚目のシングル「Get Wild」のリミックスバージョンで、3枚同時リリースされたリプロダクションシングルの1つ。「GET WILD '89」はピート・ハモンドがリミックスを行っており、ユーロビートにリアレンジされています。
サビの歌い出しを「Ge・Ge・Ge…」とフレーズサンプリングし、SE的に使われています。リリースされた3枚の中で、当時テレビ番組に出演したこの曲が多く演奏されました。
小室さんは、PWLがLINNの『Linn 9000』を母体として、1台のクロックマシンを基準にして、そこから全部音を出すことでぴったり音を合わせる方法や、PUBLISONのピッチシフターを使っていたことで、歌の上手い・下手を問わず、全て「あの声」になること、それを2トラックで録音してフェイズさせるというノウハウをPWLから見せてもらい、「GET WILD '89」が原曲とは全然技術的に違う発想で作られたことを見せつけられたと語っています。
ライブ等でこれらリプロダクションバージョンで演奏された楽曲は、アルバム『DRESS』リリース直後のライヴツアー『CAMP FANKS!! '89』のみですが、唯一この曲だけはそれ以降のライブや1999年の再始動以降のライブでも頻繁にこのバージョンで多く演奏されています。(1994年終了ライブ、2003・2005・2007年のtribute LIVEなど)。
僕は小室さんの影響で『リミックス』とか『リプロダクション』って言葉覚えたと思います。『DRESS』は、最も聴いたアルバムのひとつかもしれません。3曲同時チャートインを果たしている。これは日本音楽史上初の事だそうですね。