https://youtu.be/lDK9QqIzhwk


 

3枚目のスタジオ・アルバムワイルド・イン・ザ・ストリーツ』(邦題・Wild In The Streets、原題・Slippery When Wet)収録曲。

貧しいながらも懸命に生きるカップル、トミーとジーナを主人公とした歌。この2人は、ボン・ジョヴィが後に発表した「99イン・ザ・シェイド」(1988年のアルバム『ニュージャージー』に収録)や「イッツ・マイ・ライフ」(2000年のアルバム『クラッシュ』に収録)の歌詞でも名前が登場します。

この歌詞のストーリーはジョン・ボン・ジョヴィと共作者のデズモンド・チャイルドが1970年代に各々経験した実際の出来事から着想を得ている。ジョン・ボン・ジョヴィの知人で学生野球のスター選手だった人物がいたが、プロの野球選手を目指していた矢先、恋人の妊娠が判明したため野球選手の道を断念し、生活の糧を得るため工場で働き始めたという出来事、一方、デズモンド・チャイルドはニューヨークでタクシードライバーとして生計を立てていたが、当時のガールフレンドでシンガーソングライターのマリア・ヴィダルが食堂のウェイトレスとして働いていた時に、ヴィダルがイタリアの女優、ジーナ・ロロブリジーダに似ているということで店のオーナーや店長、同僚の従業員に"ジーナ"というあだ名で呼ばれていたというエピソードが歌詞に反映されています。また、ジョン・ボン・ジョヴィによれば、当時のアメリカのレーガン政権が唱えた経済政策「レーガノミクス」のトリクルダウン理論が曲を書く上でのインスピレーションになったとも語っています。

 リッチー・サンボラによるリフの演奏では、トーキング・モジュレーターが使用されています。

アルバム『ワイルド・イン・ザ・ストリーツ』(1986年)からの第2弾シングルとしてリリースされ、ミュージック・ビデオも制作された。この映像は、前半がリハーサル・シーン、後半が観客を前にしたライヴをフィーチャーした内容で、MTVでヘヴィー・ローテーションされることとなり、本作はBillboard Hot 100において4週連続で1位を獲得しました。

 1995年5月の東京ドーム公演は観に行きました。この曲、ジョンがキーを下げて歌ってましたが、いつもそうなのでしょうか。リッチー・サンボラが歌上手いのはびっくりしました。『クロスロード』以前の作品やジョンやリッチーのソロを聴きあさったのは言うまでもないです。