https://youtu.be/o6wtDPVkKqI
11枚目のシングル。1995年10月25日発売。オリコン週間17位。
テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲。「テーゼ」とはドイツ語で命題・定立を意味します。
作詞の依頼を受けた及川眠子さんは、キングレコードのプロデューサーから「哲学的な」「難しい歌詞にしてくれ」と注文を付けられた上で、未完成状態の第2話までのビデオと企画書を渡されたが、ビデオは早送りで視聴し、企画書も熟読することはなかっだそうです。そこで、仕事場にあった萩尾望都さんの漫画『残酷な神が支配する』を見てパッと閃いて、これを使おうと思ったと語っています。作詞にあたっては、『14歳の少年少女』、『お母さん』、『年上の女』というキーワードが浮かんだが、「高橋洋子が歌うのならば、14歳の子供の立場からでは変なので、『坊や大きくならないで』と願う母親の心情を、レトリックやダブルミーニングなどを駆使して書いた」と述べています。高橋さんがメロディを吹き込んだデモテープを聞いた及川さんは2時間で詞を書き上げました。
アニメと共に本曲もヒットし、シングル発売・放映終了から25年経過しても、エヴァンゲリオンシリーズを象徴する楽曲としてのみならず、アニメソングの枠を超えた高い人気と知名度を保っています。2020年9月6日にテレビ朝日系列にて放送された『国民13万人がガチ投票! アニメソング総選挙』では、第1位にランクインしました。
庵野秀明監督の構想では、オープニング曲は歌劇『イーゴリ公』の「韃靼人の踊り」を使用する予定だったが、TV局側から「クラシック曲ではTVアニメが始まったということが分かり難い」とNGが出てしまったため、その代わりとして、本曲が制作されることになりました。
アニソンを振り返る番組では必ず出てきますね。『魂のルフラン』も良いですね。鬼滅の刃の『紅蓮華』や『炎』、『残響散歌』も20年先に語り継がれるようになっていれば良いですね。