https://youtu.be/3Q_d3uZ8gHs


 2022年2月1日発売。60歳の誕生日に発売された20枚目のオリジナルアルバム。収録楽曲は全12曲。先日予告編にて一部が公開された映画「Still Dreamin' -情熱と栄光のギタリズム-」主題歌でもあるアルバム・リード・トラック「Still Dreamin'」や、THE FIRST TAKEで披露、注目を集めている「コキア」、昨年発売したアーティスト活動40周年記念シングルより「Pegasus」「10年前の今日のこと」のアルバムバージョンのほか、「Do you wanna dance?」「Let’s Go」「Starlight」「Rock & Soul Music」「Pure」「世界は夢を見ている」などポジティブかつドリーミーなタイトルが並びます。


このアルバムに関して、布袋さんは「コンセプトは”元気になるアルバム”。毎日気持ちをリセットして新しい気持ちで一歩前へ踏み出す活力となれば嬉しい。原点回帰とも言えるバンドサウンドとシャープなギター、そして想いを込めたリリックを楽しんでほしい」とコメントを寄せました。初回生産限定盤には、2021年10月23日と24日に出身地である群馬県高崎市のGメッセ群馬にて開催された40周年ツアーの模様を収録した2枚組ライブCD、豪華60Pフォトブックレット、スペシャルメモリアルグッズが追加された3面デジパック+スリーブケース仕様となっています。


 今回のアルバムは、歌詞は相変わらずポジティブですが、一時期、個人的に感じていた暑苦しさとか粗暴な説教臭さが皆無というか、優しく背中を押してくれる楽曲が多い気がしますね。でも、良い意味でまだまだ尖っている。還暦でこんなロックアルバムを作れるのは、布袋寅泰さんくらいじゃないでしょうか。

前作、『GUITARHYTHM VI 』よりギターが鳴っているように思います。今回はバンドサウンド。ガツンと来る楽曲があるというより、スルメのずっと流していても疲れないアルバムかな。もう、ここまで来ると好き嫌いだけの問題ですかね。


 『Still Dreamin’』。良い言葉ですね。年老いても夢は抱いていたいですね。僕は個人的に近年、夢破れたことがあったのですが、次の夢へ進む選択をしました。一定の年齢になっても、無理な夢だけ語って、実行に移さないのはカッコ悪いと思う。歳相応に現実は受け入れないと。若い頃に勘違いしていた自分に気付く年齢になりました。新しい気持ちで一歩一歩進んで行きたいなと思います。今、与えられてることをコツコツやっていれば、いつか報われることもあると信じたいですね。


ボーナスCDのGメッセ群馬聴いてますが、布袋さんが歌う『Dreamin'』や『BE MY BABY』も味があります。なぜか、これが氷室京介さんや吉川晃司さんのヴォーカルだったらと頭をよぎってしまうのは仕方ないのかな。