https://youtu.be/MfOJKQQWm9I


 1990年3月14日発売。2枚目のシングル。オリコン週間1位。

 1990年代突入と共に制作された楽曲。歌詞からはラブソングのニュアンスの曲として見られますが、前年に勃発したベルリンの壁崩壊、天安門事件、東欧革命など、当時の激動する世界情勢を憂慮した歌詞でもあります。

実際、作詞を担当した吉川晃司さんは当時の世界の劇的な変化を歌詞に盛り込もうと東欧を2週間かけ廻っています。その一方で既にユニットとして空中分解状態であったCOMPLEXの存続を望む吉川さんの心境も歌詞に込められているのではないかという指摘があります

作曲を担当した布袋寅泰さんは本楽曲を完成させた時に「会心の出来」と言っていた程思い入れの強い楽曲となっています。

1990年11月8日に東京ドームで行われたライブを最後にCOMPLEXは無期限活動休止(事実上の解散)となったため、COMPLEX名義では最後のシングルとなりました。

 前作に続き、2作連続でオリコン1位を記録。

 最近、『COMPLEX』とROMANTIC 1990』をよく聴いているのですが、今聴いても古臭くないですよね。布袋寅泰さんのセンスが一番研ぎ澄まされている時期に感じます。最初のGUITARHYTHM』からROMANTIC 1990』は個人的には最高です。

 色々な噂はありますが、ふたりとも若く、バチバチだったのは事実ではないかなと思います。短くても太い2年間だったのでは。関係が最悪なら、作品の質が落ちても仕方ないと思うのですが、そうならなかったですね。ダラダラ活動を続けずにキッパリと別れたから余計に輝いて見えます。古さを感じさせないし。30年以上経ってそう思うのですから、10年後もCOMPLEXを聴いても同じ感覚かもしれません。

 

  


 

 



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