最近のポータブルDAP(やUSB DAC)は高性能なので発熱が大きく、そこで冷却効果を期待できる銅製置き台を作ってみました(写真参照)。
高温になってDAPの動作が停止することは無いですが、過去、内蔵バッテリーを守る為に充電が停止し、USBケーブルで給電しているのに電池切れになって停止した経験があります。
従って、筐体温度を下げる工夫は意味があると思います。
[作り方]
モノタロウで5mm厚の銅プレートを寸法を指定して切ってもらい、手に怪我をしないように角や縁にヤスリを丁寧にかけました(結構、重労働)。
寸法が違う150mm x 85mm x 5mmと150mm x 125mm x 5mmの2種類を切ってもらいましたが、前者の小さい方が最近のDAPに使い易いようです。
DAPを載せる側に、0.2mm厚のゴムシート(粘着剤付き、5cm x 50cm 、日本エラスター社)を隙間無く並べるように貼りました。
引っ張らないで、載せるように貼るのがコツで、はみ出たゴムは、ハサミやカッターで切りました。
反対側の銅プレート面には、4隅に直径20mm 厚さ3mmの硬めのゴム足を貼りました。
[効果]
ゴムシートの厚みが0.2mmで非常に薄いので、熱伝導率の低下が大きくなく、手の平を載せるととても冷たく感じます。
また、DAPの筐体と銅製プレート間の静電容量(数pF~十数pF?)で高周波的には、DAP筐体金属のマス(質量)を増やしたのと同じで、筐体GND及びシグナルGNDの強化に繋がると思います。

