私は20年前の自分のしたことで、
すごく後悔していることがあったんです。
大学生の頃の話なんですが、
私のミスでたくさんの人に
迷惑をかけたことがありました。
その当時の私は、
「間違えちゃいけない」
「失敗しないように、馬鹿にされないように…」
「もっと頑張らないと」
という気持ちでいっぱいいっぱいで、
かなり精神的に不安定な状態だったんです。
それにも関わらず、
人に認められたい気持ちが強くて
できもしないことを引き受けてしまって…
それでミスをしてしまったんですね。
その当時の関係者の方々からは
責められることはありませんでした。
しかし私は、
「あの時○○していれば…」
「なんでできなかったんだ!」と
ずっと自分を責めてきたのです。
そんな20年物の自分責め案件なのですが、
今日、ふとこんな風に思ったんですよね。
「あのミスは確かに私が悪いし、反省すべきことだ。
でもさ…できる範囲でやったじゃん。
最後の力を振り絞って、本当によくやったよ。」
実は私、
この出来事の後うつ病を発症し、
半年間大学に通えなくなりました。
そんなギリギリな精神状態でも、
任されたことの9割はこなしていたと
今日やっと気づいたんですよ。
ミスしたのは、1つの部分だけ。
今となってはリカバリーできないことだけど、
あの経験があったから、
同じミスはその後していない。
ちゃんと行動を修正して、
失敗を糧にしているじゃないか。
もう十分じゃない?
私はみんなのために、
当時の自分のベストを尽くしたんだよ。
そんな風に思えた時、
「ああ、もうこの件は良しとしよう」と
責め続けた自分を許すことができました。
自分責めを手放すというのは
容易なことではないですが、
時間が解決してくれることがあるんですね…
焦らず、じっくり自分に寄り添ってあげるって、
とっても大切なんだなと実感した出来事でした。
いやぁ…頑張ったなぁ、私。

