「思い込みを手放しましょう」
「自分を苦しめる感情を手放しましょう」
よく聞きますよね~♪
私も良く言います。
ところで、
「手放す」ってどういうことか
分かってる???
「手放す」というと、
・軽くなる
・何も感じなくなる(反応しなくなる)
・解消する
というような感じで、
苦しみの元がなくなって
スッキリして
何だか“いい状態”になる
みたいなことをイメージしていませんか?
…うん。
まあ、手放していくと
そうなるといえばなるんだけども。
本当の「手放す」というのは、
苦しみだと思っていたものから
学びを得て、
未来に進むための糧にできた
という状態に至る事なんですよ。
例えば、私の場合。
何度も書いていますが『毒親育ち』です。
親に対して
「何で私に向き合ってくれないんだー!」
「どうしてこんな育て方したんだー!」
と苦しみを訴え続けることも出来ました。
というか、
ずっと「毒親育ちだから…」と
生きづらさを親のせいにしていました。
でも、そんなことをしていても、
どんどん自分の人生が行き詰っていくだけ。
だから「手放す」ということを、
繰り返してきたわけです。
じゃあ、何を手放すことができたか?
・怒り、悔しさ、悲しみ、絶望感、無価値感、無気力感という苦しい感覚
・親への期待
・過剰な自意識と、自分を大きく見せようとする意識
まずは、こういった感覚を消化していきました。
そしてこんな境地に行き着きました。
「あ、うちの親のやり方がおかしいんだ。
人って本当はつながりを持ちたくて、
安心して愛を与え合うことができる
“居場所”が欲しいだけなんだ。」
「私は、愛や与えることを学んでいたんだ。
私はもう世界に受け入れられていて、
世界は応えてくれるということを
体験している最中なんだ。」
私は『毒親育ち』ということが
「人として、どんな生き方が望ましいのか?」
ということを考えるきっかけになり、
「私を愛してよ!」という駄々をこねるような生き方から
与えるという生き方にシフトすることができました。
ここまでが「手放す」なんですよ。
未消化の感情と向き合い、
起きたことの解釈を改め、
何をすべきなのかを理解し
行動を変えていく…
これが本当の「手放す」なんです。
向き合うのは、確かに辛いんだけどさ…
いつまでも「私は○○だったから」と言っていても、
状況は変わらないでしょう?
だから視座を上げて、
その出来事の意味することを
考えてみて欲しいのです。
「これ、神さまは何が言いたいのかな?」って。
ちゃんと学びに変えることで、
自分のことをとても愛おしく感じられるし、
たくさんの幸せに囲まれていると気づくはずですよ。
凝り固まった思い込みを手放すために…
過去の解釈を変え、
未来へ進む糧にする方法は、
こちらのセッションでお伝えしています。