こんばんは!

タロットカード解説その②は魔術師です☆

このカードは大アルカナの"1"番のカードです。

前回の愚者は0番でしたね。「何にも属しない、何にもなっていない」存在なので、魔術師はそこから1つ進んで、「これから新しい事を始める、スタートラインにたつ」人です✨



【正位置】

・自分の潜在的な力に気づく

・アクションを起こす

・可能性を実現する

・才能を活かす

・口にした事を実行する

・ひとつの目的に集中する。専念する

・エネルギーに満たされる

・創造的になる


【逆位置】

・準備が出来ていない

・才能を悪用する(ペテン師になる)

・自分に自信がない状態

・進みたいの進めない

・迷いがある



【反対の意味を持つカード】

・女司祭

 →実行しない、直感、無意識への入り口

・吊るされた男

 →行動を中断する、動かない

・カップの7

 →集中力と熱心さの欠如

・ソードの4

  →静かな休息、エネルギーを蓄える

・ソードの8

 →混乱とあいまいさ、力不足


【相互作用があるカード】

・戦車

 →焦点を絞る、集中する、力強さ

・ワンドの2

  →個の力、強い力を行使する

・ワンドの8

  →素早い行動、動きはじめる

・ペンタクルの8

   →焦点を合わせて集中する


となります。

魔術師は「水星」と関係があるため「創造性、創造的」といった意味を持ちます。

彼は右手を上に、左手を下にしています。

これは、「天と地」(インスピレーションの泉である神の領域から力強いエネルギーを世界にへともたらす)「形の無いものを形にしていく」能力がある事を表しています⭐


そして、テーブルの上には4つのエレメントが置いてあります。

(ワンド=火、ペンタクル=土、ソード=風、カップ=水)

必要な物(才能)は全て揃ってあり、準備万端を意味します🌈


彼の頭の上の8を横にしたマーク(レムニスケート)は「天上の力」を意味し、その力を所有している事を意味します⭐

このマークには「土星以降の惑星を表す」という意味でもあり、生命の樹の中では魔術師は①(海王星)と③(土星)を繋ぐパスなので、

・海王星→あいまいな、無意識下、神秘

・土星→忍耐、努力、試練

の間を行き来するパスのため、

「何にもならない存在が試練を経ていく」

ととれます🪷


私はこのカードを見ると、入学式の日を思い出します。「全て揃っていて、準備万端だけど、これからが始まる事が不安で、まだ何があるかわからない。」

みたいな心境にもなります(笑)

ただ、このカードに描かれている人物は、そうは見えませんね。「これから何かをやり遂げよう、奇跡を起こす魔法を使おう」という意志を感じられます✨