生きていれば誰しも、精神的に落ち込んだりストレスを抱えたりすることがあるのが自然なことだと思います。
メンタル不調
心療内科・精神科
精神疾患
このようなキーワードにまで発展すると、なんとなく怖くなったり抵抗感がでてくる方は珍しくないかもしれません。
ですが、精神的に辛くても我慢して「まだまだ頑張らなきゃ」「自分で何とかしなきゃ」という頑張りから、気が付いた時には脳へのダメージが大きくなっていて、本格的な治療や休職などの措置が必要な状態なほどまで悪化しているというケースは心療内科や精神科にこられる患者さんとしては典型的タイプの一つなようです。
ささいな不調でも、先手先手でケアしていくことはとても大切なことです。
また、ささいな不調に気づける「セルフモニタリング力」というものを持つこともとてもとても大切です!
不調を見過ごしてどんどん悪化しているケースでは、自分の不調に気づく力が弱いということも指摘されています。
セルフモニタリング力を高めるには、瞑想やヨガなどで自分の身体感覚に注意を向ける訓練をするのが良いと言われています!
あとは、日記や記録をつけて、その日の出来事や食事・運動内容、睡眠状態を書き出しつつ、気持ちや疲労度などを数値化して振り返り、日々自分の状態を把握していくことも有効です。
自分の状態を把握すると、
最近仕事やりすぎて寝不足の日が続いているな
食事が疎かな日が続いてるな
運動不足の日が続くと疲労感が強くなるな
などなど、色んなことに気づけるので、おのずとセルフケア能力が高まります!
また、ささいな不調はもちろんですが、その不調の前段階にあるであろう「違和感」にも目を向けることも重要です。
あの人と接するの嫌だな
あの時のあの言葉に傷ついたな
本当に思っていることが主張できずもやもやするな
心にある感情から目を背けると、自然となくなっていることもあるかもしれませんが、気づかないうちに見て見ぬふりして抑圧してきた怒りや悲しみが大きくなり爆発して、それが身体的不調、メンタル不調につながることも考えられます。
ネガティブな感情が沸き上がることそのものは悪いことではないので、「くそーーー」と怒ったり「いやだーーー」と泣いたり、そんなことを数十分もやっていると馬鹿らしくなって気分が晴れてくるかもしれません。
理論上、激しい感情は何分も感じ続けることは難しいのです。
何分も何時間も、何日も何回も繰り返し同じようなことでネガティブなことを考えているようであれば、それは感情ではなく「思考」の仕業です。
「感情」は感じ切り、「思考」は建設的なことに使う
これがベストですね
特殊でコストもかかるような健康法でなくても、自分のことを観察して労わる習慣を大切にすることだけでも、十分効果があります